★Latchkey Child★

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生きる意味


ワタシを必要としてくれる人なんていないのかもしれないと

ずっとおもっていた。

気が付けば、誰とでもつながりを求めていた。

いつの間にか、そんなワタシからみんな逃げていった。

カラダ的でも、金銭的でもなんでもよかった。

なのに、みんな冷たい顔で、コエで逃げていく。

「もうくるしめんなよ」「おれをたすけると想って消えてくれ」

あぁ、またか。

もう慣れてしまっていた。

なのに

あなたはどうして、ワタシから逃げないの?

みんなワタシから逃げていったはずなのに。

何もない世界だと、真っ暗な世界だと想っていたはずなのに。

ワタシに「愛」や「優しさ」を教えてくれたあなただけが

ワタシの瞳から目をそらさずに、見ていてくれた。

「生きてていいんだよ」

あなたがワタシの耳元でつぶやく。

優しく、甘く、大きな大きなその手で、ワタシを抱きしめながら。

つぶやいた。

あなたのナミダがまた教えてくれた。

ワタシに、「生きる意味」を・・・・。

ワタシが、これから誰のために生きていていいのか。

誰のために生きるべきなのか・・・・。


ワタシは・・・・あなたのために生きる・・・。


ずっと・・・ずっと・・・あなたのために・・・。


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