★Latchkey Child★

★Latchkey Child★

あなたを・・・・。


あなたがすき。

こんなにもすき。

コトバにならないくらいすき。

なのに、なぜなの。

こえがくるしくて。

むねがいたくて。

あなたの声が聞こえないと不安になる。

メールがこないと悲しくなる。

あなたに縛られて生きてきた。

逃げたいと想って生きていた。

なのに、あなたが縛ってきた縄は。

ある日突然とれた。

つないでくれるものがなくて。

とおくて・・・・ひろい世界で。

何も知らない子供なんだなって想った。

あなたのいなくなった世界で

ワタシは、なにもない。

ワタシは、なにもつくれない。

そんなままで生きなければならないと想ってしまう。

かなしい。

いつも貴方をさがしてた。

そして

縛られている意味にきづいた。

汚い世界を見せないように、いつもワタシを縛ってくれた貴方。

愛してくれていたのに。

気付かなかった幼いワタシ。

今、やっと一歩踏み出せる。


貴方を探し出すために。

すこし大きな・・・・でも、はじめの大事な

あなたをさがすための一歩。

コトバなんていらないの。

血まみれになってもいいの。

あなたのためなら、どんな血も汚い世界も綺麗なコトバも捨てられる。

ワタシには、貴方が必要だから。

今のワタシには、それしかないから。

くつがすりへったら、裸足であるくから。

いっしょうけんめいあるくから。


この大きな空の下、ワタシは、この世界のどこかにいる貴方にきいてみたいの。

あなたはワタシが必要・・・?

必要と、貴方のクチビルが動かなくても。

ワタシは、貴方をさがしていいですか?


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