★Latchkey Child★

★Latchkey Child★

UNTITTLED


黙れば黙るほど

時が長く感じて

貴方と2人にいるのに

1人でいるのと何もかわらない世界。

テレビの音も

風の音も雨の音も。

本当はなにも聞こえてないみたい。

静かな部屋に

窓の月明かりだけが広がって

静かな貴方の寝息が聞こえる。

隣に座っているはずの貴方。

忙しいお仕事。

毎日毎日プライベートなんてないみたい。

たまのお休みに来ても。

いつもこんな感じ。

月明かりの下に貴方に膝枕をして

そっとつぶやいた。

「きれい・・・」

電気を消して。

静かな風の音だけが部屋に響き渡る。

貴方の髪をすいて。

貴方の寝顔を見ながら。

「ん・・・」と寝言つぶやく貴方に

久しぶりの微笑み。

貴方がいない世界に生まれてこなくてよかった。

貴方を感じれることが今の幸せ。

つきの光浴びて。

貴方の寝顔をまたそっと見る。

忙しい毎日

たまにはこういうのもいいかな。

今夜は

貴方の寝顔を見ていたい。

綺麗な月明かりが

貴方をもっと神秘的に魅せるから。

今夜は

おきていよう。

少し戸惑いながら

貴方に口づけた。

おきているときにはできないけど

本当に大好きな貴方に

寝ている貴方もおきている貴方も

仕事で忙しいって愚痴ったりする貴方も

大好きだよ。




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: