モラと桃次郎と私のネコ的生活

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エリザベスのひとり言vol.8「フリマ」



 五月晴れのある日、前々から予定していたフリーマーケットに出店しました。
本当は4月にするはずが私がぎっくり腰をやってしまい、1ヶ月延びてしまいました。
 T君が高校を卒業し、浪人生活に入る準備で部屋の片づけをしたときに大量の衣類とその他雑貨がでてきたので「フリマにだすとおこずかいになるよ」とそそのかし、家中のガラクタを整理しようと企みました。フリマ初心者なので不安でしたが、前日から値段つけをしたり会場までの道順を予行運転してみたりとけっこう楽しみました。

 今回の目玉はなんといっても「子猫ちゃん」。T君の彼女の家で生まれた4匹の子猫の里親を探すことが大きな目的です。当初は予定になかったことでしたが、2週間前に生まれ、急遽フリマで里親を捜そうということになったのです。その子猫の母親はもともとノラネコでT君たちがデート中に他のノラネコにいじめられているのをみつけたのです。どうしていじめられていたかというと、そのネコちゃんは前足が片方ないネコちゃんでした。餌にもありつけず、やせほそったネコを可愛そうにおもった彼らは、次の日そのネコを保護しに行ったのです。
 かくしてそのネコちゃんは彼女の家で暮らすことになりました。めでたし、めでたし。チャンチャン・・・だったのですが、もともとノラちゃんなので家猫にはなかなかなれず、一度家出をして帰ってきたら妊娠していたってことなのです。

子猫


 さてさて、フリマではネコちゃんがいたおかげでお客さんが寄って来てくれ、売れ行きも上々。5人くらいは里親候補もいて、連絡先を聞いてくれましたが、その後の連絡はまだありません。やはりネコを飼える環境はけっこう難しいのかなあ。

 それよりも年頃の子をもつ親としては、今回のことで「ネコの子でよかった・・・」とあらためて思った次第です。

                       5月17日 記す



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