もりむすブログサイト

< 新しい記事

新着記事一覧(全328件)

過去の記事 >

2006.07.18

映画「ヴェニスの商人」

(4)

テーマ： DVD映画鑑賞(14668)

カテゴリ：洋画、邦画、海外ドラマ

ヴェニスはベニスっていうと、「フイリッピン」の言い方と同じで、おやじ扱いされるのでしょうか？(^^;;;

これシェイクスピアだから、内容はご存じな方も多いかと・・・。
といっても、あたしはシェイクスピアって柄じゃないので知らない。(^^;;;

映画は旧西洋の趣で、全般的に映像が暗く重苦しい雰囲気。
ストーリーは充分に知られた内容のよううですので、今更なのですが、私は面白く最後まで拝見しました。

さて、この物語から、どんな教訓を得るのだろうか？と考えるてみると、なにやら気持ちがモヤモヤしてくる。

訴えたい教訓は、おそらく四角四面の規則だけじゃなく、情にも流されないと、最後は損をするんだって言いたいのだろうけど、どうもすっきりしない。

それはなぜかって考えると、物語からユダヤ人に対する偏見しか見えてこないからです。

勝ち組（ヴェニスの商人）から、負け組（ユダヤ人の金貸し）を見下したような物語だということです。

ポーシャの判決が見事というよりも、シャイロックがなぜそこまで1ポンドの肉に拘ったのかという、その経緯をもう少し考えるべきではないか？
シャイロックだけを一方的に打ち負かして終わりにしてしまうと、なんの解決にもなっていないじゃないか、という憤りがある。

アル・パチーノがユダヤ人の金貸しをやっているところからしても、やはりユダヤ人側から見るべき映画なのかもしれない。

独断と偏見の評価は？：★★★☆☆

　★★★★★　めちゃ面白い、何度でも見たい
　★★★★☆　おすすめ映画
　★★★☆☆　そこそこ楽しめる映画
　★★☆☆☆　ん～、自分的にはどうなんだろ、悩む内容
　★☆☆☆☆　あんまお勧めできない
　☆☆☆☆☆　はっきり言ってコメントできません

参考：

WILLIAM SHAKESPEAR'S THE MERCHANT OF VENICE
（2004年 / アメリカ/イタリア/ルクセンブルグ/イギリス）

ジャンル：洋画:ドラマ
収録時間： 130分

監督：マイケル・ラド

出演：アル・パチーノジェレミー・アイアンズジョセフ・ファインズリンコリンズズレイカ・ロビンソン

シェイクスピアの人気戯曲『ヴェニスの商人』を、「イル・ポスティーノ」のマイケル・ラドフォード監督がアル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジョセフ・ファインズという実力派キャストを揃え映画化。16世紀のヴェニス。貿易商のアントーニオは、親友のバッサーニオが美しい女相続人ポーシャと結婚するのに必要な資金を借りるための保証人を買って出る。ところが、ユダヤ人の高利貸シャイロックは、期限以内に返済できない場合は、代わりにアントーニオの肉１ポンドをもらう、という条件を突きつけるのだった…。

「ヴェニスの商人」公式サイト
http://www.venice-shonin.net/

ウィキペディアフリー百科事典「ヴェニスの商人」

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう