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「ジャンプ」


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☆「ジャンプ」 佐藤正午 光文社

11月21日昼間
スケジュール帳に何か切り抜きが挟まっているのに気が付いた。
ある雑誌から切り抜いた「ジャンプ」という本の紹介文だった。
ずっと忘れていたが・・わざわざ挟んでいたのだから
きっと興味があったんだろう。近々、図書館で借りてみることにしよう。

その日は、予約した本を借りに図書館に行く予定だったが、
「ジャンプ」を借りるのは次の機会にしようと思っていた。

11月21日夕方
閉館ぎりぎり10分前に図書館へ駆け込んだ。
借りていた本を返却し、予約の本を受け取った。
そして、まだ時間があったので現代小説サ行を探した。
「ジャンプ」がみつかった。手にとり冒頭を読むと面白そうだった。
結局、予約した本と「ジャンプ」あわせて4冊を手に図書館を後にした。

11月23日夕方
「ジャンプ」は、あるきっかけが
彼や周囲の人たちの運命を変えてしまう物語だった。
初老の男性の場合は、「靴」だった。
彼の運命を変えたのは、「一杯のカクテル」だった。
でも私は、「りんご」だと思う。

読み終わったあと、なんだか「りんご」が食べたくなって街に出た。
りんごが高かったので、バナナを買ってしまった・・。
これもまた運命か?などと。

あなたは、「あのとき○○をしてなかったら、あのとき○○をしていたら・・」
などと思ったことはないだろうか?そんなことを強く考えさせられる物語かもしれない。
今、この瞬間も過ぎれば、過去。これからの未来に何が起こるかは分からない。
せめて未来を自分通りに切り拓いていこうか。
これは、流し読みしたマーフィの成功法則の影響か。。

運命とは、目に見えるよう劇的には変わらなくても
一瞬の選択により、くるくると変わっているのかもしれない。
切り抜きをよくみると「ジャンプ」のオビには、
「自分で自分の人生を選び取ったという実感はありますか?」そう書かれていた。
この言葉に私は、興味をおぼえたのかもしれない。

これからも私は、平凡な日常で様々な選択をしていくのだろう。

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