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さて、この神社には後に伊勢の戦国大名ともなった一族、北畠氏(北畠顕能公・北畠親房公・北畠顯家公)が祀られています。建武中興十五社のうちの1社で、南北朝時代に建武の新政に尽力した南朝側の皇族・武将などを主祭神とする神社です。と言うことで、NHK大河ドラマ「太平記」(1991年)の舞台のひとつにもなりました。
話が変わりますが、北畠氏と言えば『白米城』を思い出します。昔、小学生のときに、遠足でこの城跡である小高い山に登ったことがあります。この城は北畠氏の居城で、正式な名称は阿坂城と言います。南北朝時代に、敵軍の足利軍が山の麓まで攻めてきて、城まで生活に必要な水を供給できないように『水断ち』をしました。困った北畠氏はまだ水が豊富にあると思わせるために、米を馬の背に流して、あたかも馬を洗っているように見せかけました。これを山の麓から見ていた足利軍が、「まだあんなに水があるではないか~。」っと言って、包囲を諦めて退散したと言われています。それ以来、白米城と呼ばれています。
この写真は何をしている場面か分かりますか?村の人々が竹竿を持って焚き火の中で魚を釣っています。そんなワケないですよね~。実は、お餅を焼いているのです。これも北畠神社のお正月の一風景です。いくらかお金を払うとお餅と竹竿がもらえます。
僕はまだ食べたことがありませんが、次回は是非チャレンジしたいですね。