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5番・今岡、6番・浜中や!岡田監督はや断言!07年ベスト主軸!

守備練習に時間を割く今岡。キャンプでもこの姿勢で、5番、頼んまっせ
 07年猛虎のクリーンアップや!! 阪神・岡田彰布監督(49)が16日、兵庫県加東市での『天地会チャリティーコンペ』で、5番に今岡、6番に浜中を据える基本方針を明かした。「右が打たないといかん」と2人をキーマンに指名。特に、右手負傷からの完全復活がかかる今岡には、春季キャンプでの特守と、2月8日開始の紅白戦への強制参加を厳命した。


笑顔でゴルフの岡田監督。07年オーダーを思い浮かべてニンマリ?
 胸中から「不安」の2文字は消えていた。5番は今岡。6番は浜中に託す。キャンプインまで2週間も残し、岡田監督は早くも腹を決めた。

 「今岡は、ここに来たらもう心配はしてない。11、12月はキャンプに間に合うかというのはあったけど。普通に守れたらいいんやから」

 『天地会』のゴルフコンペに参加。右手バネ指の手術などから完全復活を目指す今岡については、14日のスタッフ会議で『順調』との報告を受けていた。昨秋キャンプでは「投げ方を忘れとる」と頭を悩ませていたが、もう迷いはない。復帰は『5番・三塁』と決めた。

 「去年、キャンプでは守りをほとんどやってなかったからな。打つ方ばかりになっていた。(守備練習は)足腰が鍛えられるし、打つ方も足腰が弱いと打てん」

 昨年の春季キャンプ。今岡はバットを振り回すことに終始した。初特守は、安芸入り後の2月21日になってから。シーズンに入って、肝心の打撃も不振のまま。だからこそ指揮官は、相乗効果を期待して特守を促す。

 2月8日に予定する初の紅白戦にも「(今岡がいないと)人数的にできない」と、“強制出場”を命じた。

 「浜中は打点をあげて、チームが乗っていける打順になる。5、6番? 6番の方が足が速い方がいい」。今岡の5番復帰で、浜中は6番での起用を明言。比較的、足が速く、下位とのつなぎ役にもはまる。「待つタイプはチャンスでは難しい。最初から積極的にいかないと。ネクストバッターズサークルから常に準備しとかんと」と浜中には積極打法を命じた。

 これで、07年の猛虎打線の輪郭が、はっきりと浮かび上がった。3番はシーツ。4番は不動の金本。その後ろで、一昨年147打点を叩きだした実績を誇る今岡と、昨年20発と成長した浜中が、にらみをきかす。超攻撃型オーダーの完成だ。

 「右打者が打たないといかん。3割近い打者が前におるから、走者が多い場面で回ってくる。5番、6番が打つと、相手も4番で勝負せないかん。みんながいい方にいく」

 5、6番コンビをキーマンに挙げる指揮官。復活するポイントゲッターととともに、V奪回への青写真は描かれ始めている。


★今岡、黙々ノック

 今岡は鳴尾浜で自主トレ。屋外でノックを受けた後、室内練習場でティー打撃を行った。

 右手ばね指手術の不安を取り除くために、実戦での守備機会を求めているが、紅白戦、練習試合、オープン戦の出場については、「その都度、その都度です。監督に決めてもらうことなんで、自分の口からは何ともいえない」と話していた。

★浜中、全試合出る

 浜中は兵庫県淡路島で行っている自主トレを公開し、スローイングやフリー打撃などで意欲的に体を動かした。右肩の故障から復活した昨季は自己最多の139試合に出場し、打率.302、20本塁打の成績を残した。11年目にむけ「せっかくレギュラーを取ったので死守したい。目標は全試合出ること」と力強く話し「100打点にこだわりを持ってやっていきたい」と主軸打者としての目標も口にした。

★シーツは3番適役

 阪神に移籍して今季で3年目となるシーツについては、岡田監督は3番で起用する方針を明言した。昨年は5番としても18試合使ったが、無理に引っ張ろうとして調子を崩しただけに、「チャンスを広げる方がいい。3番が打ちやすそうやな。センターを狙って、右に打球がいくとチャンスも広がる」と、3番での適性を強調していた。

杉山よ、虎投の軸になれ!同級生・球児がゲキ!「僕もサポート」!

寒い鳴尾浜で汗を流す杉山(左)。球児が同級生ならではのゲキ
 鳴尾浜で自主トレを行っている阪神・杉山直久投手(26)が16日、沖縄・嘉手納で自主トレ中の藤川球児投手(26)から激励メッセージを受け取った。福原、安藤に並ぶ「虎投の軸になれ」という、同級生の熱いゲキを胸に、改めて今季に向けて決意を固めた。


 お前ならもっとできる-。同い年の仲間からの猛ゲキが、杉山の気持ちを奮い立たせた。

 「球児には、投げるたびに頑張ってといわれている。まずは開幕ローテに入らないことには意味がないので。とにかくチームが勝てることが一番だと思っています」

 鳴尾浜でキャッチボールを行い、ノックを受けるという通常メニュー。練習後に、南国で自主トレを行っている球児からのメッセージを伝え聞いた。

 05年に自己最多の9勝を挙げたが、昨季の前半戦は11試合に登板して白星なし。終盤は4連勝(4敗)で締めたものの、同級生・球児の目には物足りなく映っていた。

 「福原さんと安藤さんは、ほっといても大丈夫。杉山もそこに入っていて当たり前だと思う。僕もサポートはするつもりだし、福原さんと安藤さんのような安定した投手になってほしい。杉山にはどうしても頑張ってほしい」

 こう言って球児が与えたのは、虎投の軸への仲間入りというノルマ。杉山ならできるはず-。その実力を十分に理解しているからこそ、あえて注文を付けた。

 杉山の今季の目標は投球回150イニングの突破。昨季の90回1/3から大幅増を狙う。

 「今年は期待される選手じゃなく、計算できる投手になりたい」

 目指すものは、とにかくチームの勝利。球児の熱い思いを無駄にしないためにも、1年間通して活躍してみせる。


★タッグで白星…ハンカチ・パフォーマンス&号泣

 昨年、首位・中日を追いながら5連敗という泥沼で迎えた8月28日の巨人戦(甲子園)。この窮地で、6試合ぶりの白星をもたらしたのが、杉山と球児の同級生コンビだった。

 杉山は先発して7回1失点。後を継いだ球児は2点リードの九回、二岡にソロ本塁打を許したが、気迫の投球で2イニングを投げきった。

 試合後には2人でお立ち台に上がり、青いタオルで互いの汗をふくシーンも。“ハンカチ王子”こと早実・斎藤を意識したパフォーマンスで虎党を爆笑を誘った。

 その直後、球児が「みんなのために頑張っていることを分かってください」と号泣。杉山はその傍らで、涙のお立ち台を静かに見守っていた。









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Last updated  2007年01月17日 16時04分35秒
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