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『2枚刃フォーク』披露!新助っ人・ジャン、甲子園で初練習!

来日から一夜明けたジャンはさっそく、甲子園に乗り込んで肩慣らし。変化球も試投した
 名刺代わりの『2枚刃フォーク』試投ショーだ。阪神の新外国人、エステバン・ジャン投手(31)が28日、初めて甲子園球場を訪れ、新室内練習場で練習を行った。前日27日に来日したばかりだが、早くも5割程度の力で50球。多彩な変化球も披露した。とくに阪神スカウト陣が絶賛した2種類のフォークがいきなり、大きな落差を見せた。


 1メートル93、116キロの巨体が甲子園を圧倒していた。前日27日に来日したジャンが、マンモス球場と初対面。ロッカー室で出くわした桧山は、「デカいなあ」とその顔を見上げた。新室内練習場での初練習。今度は『2枚刃フォーク』の落差とキレで度肝を抜いた。

 「きょうは来日して初練習なので、日ごとに調子はよくなっていくと思う。(力強い投球だったが)ブルペンとはまた違う。近いうちに入ろうと思っているよ」

 通訳を相手にキャッチボールから入り、約50メートルの遠投にも力があった。そこから距離を狭め、5割程度の力でピッチングも披露した。もちろん傾斜はないが、50球のうち変化球を10球。そこで阪神スカウト陣を一目ボレさせた2種類のフォークも披露し、剛腕のもう一つの顔をのぞかせた。

 「スライダー気味とシュート気味の2種類。いずれもベース上で変化させる自在さがある」。昨年12月にドミニカ共和国でのウインターリーグに足を運び、その目で見た山口スカウトが太鼓判を押した。打者目線で見たオマリー特命スカウトも、「これは打てない」と意見が一致。曲がって落ちる必殺球が、即断即決の獲得へと導いた。

 巨漢だが、動きの鈍さは感じない。当初の来日予定は29日。ビザ取得が早まり、本人の希望で前倒しした。「できるだけ早く来たい、早く体を動かしたいということを言ってきた」とは三宅渉外部課長。左足を高く上げるフォームは3年前まで在籍した伊良部を思い出させるが、こちらはクイック投法&けん制動作も一級品。メジャーでの実績をかなぐり捨てて、日本で一旗揚げようという意気にあふれている。

 「(日本球は)少し小さいと感じるが、フォークを投げるのに違和感はない。問題はないね」

 この日はチェンジアップ、シンカーも試投。まだまだ隠し味がありそうだ。


★桧山、ジャンの大きさにびっくり

 桧山がジャンと初対面した。この日午前中に自主トレで甲子園を訪れたところ、ロッカー室でバッタリ。身長1メートル77と1メートル93。16センチ差の大男に目を丸くしていた。

 「やっぱり大きい。スリークオーターなんだね。(投球が)シュート気味かなと思ったけど、全力じゃないからね」

 新室内練習場では別々に体を動かしたが、自然と目で追っていた。多田打撃投手を相手にフリー打撃を行い、自身の調整も順調のようだ。

★特別メニュー検討

 沖縄・恩納村にある阪神の一次キャンプの選手宿舎も、新外国人・ジャンの受け入れに神経を使っている。ホテル関係者は「どんな国籍の方がいてどういうメニューを好むかは理解している。球団と話しながら決めていきたい」と話し、バイキング形式の食事メニューに中南米風の料理も加えることも検討中だ。

07年は『気力一瞬』!球児がグラブ刺しゅうフレーズを発表!

キャンプ地でキャッチボールを行う藤川。ブルペン入りはまだ先だ
マウンドで自らを戒めるため、藤川は四文字熟語の刺しゅうを入れた
 『気力一瞬』『One for all All for one』に決定-。阪神・藤川球児投手(26)が28日、沖縄・宜野座での合同自主トレ先で今季、グラブに刺しゅうを入れるキャッチフレーズを発表した。苦闘した昨夏以降の自らを四文字熟語で戒めるとともに、07年は関心のあったイジメ問題にも野球を通じてメッセージを伝えていく。


 自分には厳しく、他人は思いやり、さらなる高みを目指す。グラブに刻んだ二つのフレーズが、球児の2007年の所信表明でもあった。

 「今年は“気力一瞬”と“One for all All for one”に決めました」

 05年は『本塁打厳禁』、06年は『細心而剛胆』。3年目となる今年も、マウンドで自分を戒める言葉を選んだ。昨年11月にファンから公募。手元に届いた数え切れないくらいのアイデアのすべてに目を通し、独自の四文字熟語を考えた。それが気力一瞬だ。

 「体力の限界がきても、それを乗り越えるだけの気力を一瞬一瞬に込めようという意味です」

 強い者をさらに強くするという意の“為虎添翼(いこてんよく)”に一度は決めたが、昨年の苦い記憶が引っかかった。春先はウィリアムス、夏場以降は久保田の穴を埋めようとした昨季。だが、そのツケで右肩痛を発症させ、8月に戦線を離脱した。復帰後も不安は拭えず、3本塁打を喫した。「今年はもっとこうすればよかったという後悔がないように、一球一球を全力でいきたい」。気力をより充実させ、最強のセットアッパーとして仁王立ちする。

 さらに今年は、メッセージも発信する。“One-”については「イジメ問題と野球に共通する部分を探していた」と意図を説明。自分たちもみんなで助け合って野球をやっている。いじめられている人の周りにも、信頼できる、助けてくれる仲間がいるはず。怖いかもしれないけど、勇気を持って立ち向かってほしい。そんなエールを2つめの刺しゅうに込めた。

 この日もキャンプ地・宜野座のブルペンには入らず、ランニングやウエート中心のマイペース調整を行った。

 「みんなの考えをもらって、新しいことに気付けた」。二つの金言を胸に刻み、“ミスターゼロ”へとまい進する。


★カバーしあって

 球児が新たに記す『One for all All for one』はチームへのメッセージでもある。

 「誰かがエラーしたら、僕がカバーしないといけないポジションだし、去年、僕が抜けたときはみんながカバーしてくれた。去年のようにできればと思う」と藤川。V奪回、悲願の日本一のために、チーム一丸の思いを伝えていく。









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Last updated  2007年01月29日 16時01分09秒
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