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兄ちゃん必死!虎・新井、休日返上特打で滝の汗

 必死、必死! 阪神・新井貴浩内野手(36)が15日、甲子園のクラブハウスを訪れ、休日返上でトレーニングをした。室内でのフリー打撃も1時間行い、復調の兆しを激白。ここまで打率・156、1打点、0本塁打。弟でありライバルの良太内野手(29)が16日から復帰するだけに負けられない!

 室内練習場の扉の向こうで鬼の形相になっていた。外界と隔絶された密室空間の中で新井がバットを振っていた。他の選手たちが東京に移動していた昼下がり。甲子園で単独でひたすらマシンと対峙した。

 「少しずつ、よくなっている。きょうは、やりたいことがあったんで」

 午後0時50分。漆黒のバット2本を手にした。左足には自打球防止のフットガードを装着した。乾いた音が響く。ネットにひしゃげた白球が突き刺さる。数百球打っては球をひとりで拾い、またマシンまで運ぶ。その繰り返し。時計の長針が1回転し、クラブハウスに戻る際には顔中に大粒の汗がしたたり落ちていた。ぬぐってもぬぐっても汗が噴き出る。体が疲れていないはずがない。己に負けたくなかった。

 「前(9日からの甲子園。3試合連続完封)は、いいカードになったけど、今度は相手(巨人)のホーム。一戦一戦、引き締めていきたい」

 スタメン出場へ厳しい戦いが続いている。開幕からは代打要員。良太が故障し、7日の広島戦(マツダ)から「6番・一塁」を任されているが、13試合で打率・156、1打点。一発はなく、打点も開幕戦に挙げただけ。16日の巨人戦(東京D)から良太が戻ってくる。一、三塁の2つの椅子をコンラッドを含めた3人での競争を強いられる。新井自身、一時は打率0割台にまで落ち込んだが、現在3試合連続安打中。トンネルの出口が少しずつ見えてきた今だからこそ、感覚を大事にしたい。

 「巨人もいい投手ばかり。空中戦になるイメージではない。いつも通り1点ずつしっかりとっていければいいと思う」

 練習は嘘をつかない。新井がそれを証明する。
(阿部 祐亮)










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Last updated  2013年04月16日 15時46分02秒
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