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October 6, 2006
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カテゴリ: 演劇
開演の時間、おもむろに2列目に座っていた女性客が立ち上がり、
客席に向かって演説を始めました。

おお、なるほど。
この人は役者さんなのですね。

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うん。時々この手の演出はありますが、開演前のざわついた客席を黙らせるだけの
声量と迫力はたいしたもの。
客入れの音楽とかも皆無ですからね。

観劇上の注意ではなく、既に芝居の世界です。

まだ幕は上がりません。

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期待して、舞台を観ていると、何故だか眩暈がします。
実は、1列目と2列目の客席がセリ上がり、舞台面の高さに上がっていっていたのです。

うわ。1列目も2列目も、みんな役者さんなんだ。
道理で、女優さんの演説の最中、大人しかったわけですね。

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そして、今度は、客席後方から男性の声。
男は舞台上の「客席」に駆け上がり、他の「お客さん」や、女優さんと問答を繰り広げます。

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それも一段落し、ようやく幕が…上がらずに、客電が落とされ(そう、今まで客席の電気は、付いたままだったのです)、幕の役割を果たしていた真っ黒な板の一部が扉として開かれ、その扉から男が舞台の中に入っていきます。


ひぁぁ。長いオープニングだ。
そして、話が始まるのですが…中身は、動きのほとんどない、セリフ劇。

えっと、えっと、分かるかぁっ!
そもそも誰がファウストで、メフィストなのかも分からん。
さすがに眠りはしませんでしたが…勉強して出直します。


舞台装置は、ダイナミックで抽象性の高いものではありましたが、
特筆するほどのものではないとして、音響がすごかった。

一箇所だけ、普通の音楽を使っていましたが、その他は全て、
「客席」に座っている「役者」達のアカペラ&コーラス!

しかも、これがすごくハイレベルなんです。

舞台役者も、歌の盛り上がりに、セリフのタイミングを合わせます。
どういう技量だよ…。

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非常に抽象性とセリフの比重の高いお芝居でした。
日本だと、ひょうご舞台芸術さんとかがやりそう、かな?

幕間の休憩で、だいぶお客さんが減っていました。
隣に座っていた2組のカップルもいなくなってたし。
間違えたのか、それともつまらないと判断して帰ったのか。

うーん。
後半の方が、多少は動きがあって面白かったのに(たぶん)。

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お芝居のポスターも統一性があって良い感じでした。
しかし、こういう動きのあまりない、シリアスな会話劇は…初心者には厳しかったですねぇ。






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Last updated  December 6, 2006 03:41:49 AM
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RonaldBus@ Transforming your landscape with gorgeous blue stone slabs. Understanding the Benefits of Choosing …
mrtk@jp @ Re[1]:本と共に~「ぼくらはそれでも肉を食う」(06/19) >そらねこさん コメントありがとうござ…
そらねこ@ Re:本と共に~「ぼくらはそれでも肉を食う」(06/19) はじめまして。本の題名につられてお邪魔…
浅葱斑@ 心のハレっていいですよね? こんにちは。 誕生日の暦から今の自分、未…
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