コンサルタントの1口メモ

コンサルタントの1口メモ

2010年05月10日
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あるところに、機械がフル稼働している工場があった。

何をしているんだろう?好奇心で中に入ってみると、
ちょっといい匂いがするではないか。


あるラインに、アルミ缶が並んで流れている。
F1みたいなスピードにわくわくしながら、きっと何かの
飲み物を造っているのだろうということは容易に想像ついた。


もう少し奥に歩いていくと、プレス機があるのがわかった。
止まることなく上下に動いているのだが、何を作っているのだろう。

と思った。

ということはどこかにジュースがあるに違いない。
その直感は正しかった、上のほうを見上げてみると、透明な
タンクの中をオレンジ色のものが流れているではないか。


直感は確信に変わった。
そう、これはオレンジジュースの工場だった。

もうこっそり開けて、飲みたくてたまらない。実は喉がからから
だったのだ。さっそくラインの奥のほうに行ってみた。

そこにはダンボールが山積みになっていた。間違いない、
ここで箱詰めされる流れなのだ。



しかし、ここであることに気がついた。


驚いた少年は、その確信に迫ることにした。
どこに隠したのか、俺のジュース。

そしてその少年は目の当たりにしたのだ。山のように積みあがる、
缶とフタ。ジュースはその横のタンクにあるのだろう。

あれだけのライン、プレス機、スピードがありながら、



その少年は、自分のものでもないのになぜか怒りがこみ上げてきた。
なぜ出来上がっている缶にジュースを入れないのか!
なぜフタをして閉めないのか!
なぜ箱詰めをして出荷する準備をしないのか!

しかし、その怒りも虚しくジュースは出荷される気配がない。
そして、その少年はここで働き始めるのである。

1晩経ち、朝日が昇ってきた。
50箱しか作れていない、その怒りをぶつけるところは無かった。

その日の朝、従業員らしい人が2人やってきた。
その従業員は、少年の仕事を見るや否や、慌てて働きはじめるのである。

ドタバタしながらも、仕事のスピードは3倍になった。
これでジュースは順調に出荷できる。少年はそう思った。

その3時間後、大きなトラックがやってきた。
そいて、トラックからおじちゃんが降りてきた。しかし、固まってしまっている。

「何ぼっと見てるんだよ。おじちゃんも手伝ってよ」



それでも固まったまま、数十秒が過ぎていた。
風が木々を揺らしている。少したって、落ち着きを取り戻したトラックの
おじちゃんは話し始めた。

これだけの能力を持つ設備を作れるのなら、”缶ジュースを作るための設備”
を作ればいいじゃないか。作業員達はぽかんとしていた。
どうやらよく伝わっていなかったようだ。

缶とジュースを作ったら、注ぎ込む工程を途中に入れればいいなじゃいか?
ジュースを入れたら、ふたを閉めるためのロボット(プログラム)を作ればいいじゃないか?
完成したら、箱に詰めるロボットを作ればいいじゃないか?

さらに言えば、ラインからトラックまでの搬送だって自動ロボットがやってくれる。



そこまで聞いて、少年ははっと思い出した。
仕事を生産的なものにするには、四つのものが必要である。すなわち、


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最終更新日  2010年05月10日 23時31分56秒 コメントを書く
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