― 虚 室 生 白 ―

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August 27, 2008
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意 味 あ る 偶 然 は 、 人 生 を 切 り 拓 く 。

そう実感する出来事があった。



*



わたしは月曜スタートの、とある講義へ出席していた。

そして6日後の土曜、ある女性と会う約束をしていた。

(彼女は私が尊敬する大学の先輩で、彼女もその講義に土曜だけ出席する予定だった)



月曜日、彼女は普段通り仕事へ行くため、朝電車に乗った。

しかし、会社へ行くはずの彼女の足は、田町で下車 ・・

メールを見ると 「今日そちらへ行くことにした」 とのこと。



そ し て 彼 女 は 、 こ こ に 居 た 。



彼女には、ひとつ迷っていたことがあった。

その迷いはとても深く、それにより人生が変わるほどの大きな選択。





それが、ここに来たことにより、一気に覆された。

そして僅か3日で、彼女の人生は一変することとなったのである。



ここに来たという、 「意味ある偶然」 。

鋭い何かが、彼女の中でうごめいた。

そして、流れに身を任せる感覚が、

魂の安らぐ感覚を導いたのである。



もう、何もいらない。

迷うことなんてない。

彼女をそうさせた、

自らのコタエがそこにあった。



まさに、





*



わたしはユングのシンクロニシティを思い出した。




このような2つの事象が、時空間の秩序で規定されているこの世界の中で、従来の

因果性では、何の関係も持たない場合でも、随伴して現象・生起する場合、これを、

シンクロニシティの作用と見做す。 (Carl Gustav Jung)




集合的無意識による

個体化された意識の

コミュニケーション。



*



何かに挑戦しようとしている人は、



今、生きているという冒険である。



それは、

川に流されまいとして、岩にしがみつくのではなくて、

手を離したらどこへ行くのか分からない、その流れに、

身を任せる。



人間、そういう冒険が必要ではないかと思う。



形式的に整ってなくたっていいんだ。

早いも遅いもない、ただ自分が求め感じる、

揺るぎない直感を、つかみ、離さない。

努力するより、夢中になること。



彼女の眼は、ギラギラしていた。

思い出すと、喉の奥が熱くなる。

わたしは彼女の大きな選択を、

心から応援したい。



直観的な意識と行動。

意味ある偶然こそが、

人生を切り拓く。



壁 は 、 扉 に も 成 り う る 。



彼女から学んだこと。

「 カベは、トビラにも成りうる 」







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Last updated  August 29, 2008 03:37:55 PM
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