そういちの平庵∞ceeport∞

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ベル


コリー系の雑種の犬が近所に現れました。
首輪をつけていたので僕が持ってたベルのついたキーホルダーをつけてあげました。
名前をベルとみんなでつけました。
人なつっこくおとなしい犬でした。
みんながみんな飼いたいと思い。
おのおのの親に聞いた所どの家も駄目でした。
僕の家は当時姉が内科の病に罹り入院中で母が日中付き添っていました。
じゃあ、母が帰るまで家で預かろうと約束して別れました。
母がおでんを作ってくれていたので弟と食べベルにもあげました。
母が帰るなり「この犬はどこの犬?」
と聞いてきたので説明した所、飼うどころかおでんがほとんど無くなっていることを怒られがっかりしたのを覚えています。
「捨ててきなさい!」これが答えでした。
姉の看病で疲れて帰ってきてかなりいらついていたので、しぶしぶうなずきました。
前は飼ってたのにとかなんと食い下がりましたが・・・
サテ、次の日、仲間に事情を話しみんながっかりうなだれ荒川の土手に捨てに行くことになり、おのおの家にあった食べ物を与え自転車に乗りベルを連れ土手に行きました。
鎖を放しさよならを言って家に向かいました。
ベルが泣きながら後を追い、僕たちも泣き出してしまいました。
体中さすりながら「飼えなくてごめんね」とあやまり泣きながら家に帰りました。
ベルの泣き声を聞きながら・・・・
たった2日の出来事ですが、今でも時々思い出します。

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