戦争絶滅受合(うけあい)法案


長谷川如是閑という評論家が昭和4年にフリッツ・ホルムというコペンハーゲン在住の陸軍大将が起草して各国に配布した「戦争絶滅受合法案」というのを紹介したそうです。
こんな大意だそうです。

戦争になったら、左記の男性を最下級の兵卒として召集し、
速やかにこれを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わしむべし。
①元首(君主、大統領)
②元首の親族
③総理大臣、大臣、次官
④代議士(戦争に反対投票したものは除く)
⑤戦争に反対しない僧正、管長、高僧
 「本人の年齢、健康状態を斟酌(しんしゃく)すべからず」
 「その有資格者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦または
  使役婦として野戦病院に勤務せしむべし」

紙窓の記者はこう続けています、
「痛烈な皮肉でしょう。戦争を起こした政治家達こそ真っ先に
 流血の戦地へ行け。
 自分や家族が破壊と殺戮の現場に立つことを想定したら、
 開戦の決定が出来るかと。」

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