備忘録的な。

備忘録的な。

第六之巻





ドゴォォォォォン!!!!!




                黒





ナルト「ウオォォォォォォォォッッッ!!!!!!!!」

ナルトの雄叫びは演習場内に大きく響いた。空気の凄まじい振動に、草木は揺れ動く。
カシラの居た場所は大きく穴が開いていた。
その穴の最も深い場所に、カシラはうつ伏せになって倒れていた。
カシラの服はボロボロになり、紅く染め上げられていた。


ナルトはチャクラの衣の手で、カシラを力の限り締め上げる。
ギシギシギシ、と骨が悲鳴をあげる。

ナルト「オイカシラ・・・それ以上・・・サスケの悪口言ったら・・・ぶっ殺すぞコラァ!!!」

ギギギギギギッ、余計に強く締め上げた。
カシラは魂が抜けたかのように、力は抜け、ただ呆然としている様であった。

バチバチバチッ

ナルト「!?」
サクラ「!?」
カカシ(やはり・・・あの術を使っていたか・・・)

カシラは電質化し、やがて電気となって消えた。

ナルト「どこにいきやがった・・・・!!」

ナルトは辺りをキョロキョロと見渡す。
四方八方を探すが、カシラはどこにも見当たらない。




グオッッッ!!!!



ナルト「!!!!!!」

真後で物凄い邪念を感じ、ナルトは振り向いた。
そこにはカシラが、・・・・体中が黒いチャクラに包まれて立っていた。
そしてカシラの口からは、巨大な黒い牙が姿を見せていた。
ナルト「カシラ・・・・・お前・・・・」
カシラ「ここから先、お前は・・・俺の額に傷一つ付けることすら出来ねー・・・・」


ヒュオン、というカシラが風を切り裂く音がした。
瞬身の術よりも移動スピードが速い。

ドガァッ!、カシラはナルトの後方から回蹴を入れた。
ナルトは地面に対して平行に吹っ飛んだ。
再び、カシラはそのずば抜けたスピードでナルトの真正面に来ると、空に向かって上段蹴をする。ナルトは空に突っ込むように飛ばされた。
ナルトが身動きを取れない空中でカシラはナルトを両腕で掴み、そのまま地面に向かって捨てるように投げた。
無論、ナルトは地面に大激突。

ナルト「ぐはっ・・・・!!!!」

ナルトは吐血した。

ギュオオオオン!カシラはナルトに左脚を向けながら、空から落ちてきた。















ドガァァァァァァァァァァァァァァッッッ!!!!!!!!




ナルト「ぐあぁぁぁっ・・・!!!!」



               続く

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