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ここでは、自作小説を掲載したいと思います。三国志の小説なんですが、オリジナルストーリです。暇な時にでもご覧下さい。

～三國衝突戦～

　時代は２世紀末。所は中国大陸。乱世真っ盛りである。そして、事は成都にて起きた。
　蜀、呉、魏が、成都争奪戦を開始した。成都は蜀軍の都であり、蜀軍は必死に防衛するのであった・・・

劉備「全軍進め！敵軍を都に入れてはならんぞ！」
諸葛亮「我都・・・守りきるのです・・・」

蜀軍兵士の、８割が応戦へ向かった。呉軍は西、魏軍は東から攻めてきたため、圧
倒的に不利な状況にあった。

劉備「関羽、張飛。そなた達は魏軍鎮圧に向かってくれ。趙雲、馬超は呉軍鎮圧へ。」

呉軍、魏軍の鎮圧は相当難しいものとなった。敵全軍との応戦は死にに行くようなものであった。魏と呉は連合を組んでいなかったため、成都での戦闘が予想された。

張飛「兄貴ぃ！こりゃぁ大変な事になったなぁ」
関羽「うむ・・・我軍が滅びる・・・かもしれない。」
張飛「・・・」
関羽「しかし、滅びると分かれば・・・死ぬと分かれば恐くは無い。恐れる事は何も無い！！」
張飛「・・・そうだ！魏だか呉だか知らないが、一歩も入れさせゃしないぜ！」
関羽「うむ。」

魏と応戦隊との勝負はついていたのかもしれない。物見櫓からの弓矢攻撃も、あっけなかった。矢じりは全て、曹操に向いていたのだが、全て斬られた。それどころか、逆に魏の弓兵に攻撃されていた。

関羽達が着いた頃には、もう遅かった。曹操、夏侯惇、夏侯淵、典韋、徐晃、司馬懿が見えたのである。

関羽「我都・・・守ってみせる！」

関羽、張飛達騎馬隊は、敵軍に突っ込んだ。

関羽「散れ！出て行け！！！」
張飛「うぉぉおお！！」

関羽と張飛の攻撃は凄かった。ひたすら一般兵士を斬る。曹操は振り返り、奥へと進んだ。

典韋「待て！！」
関羽・張飛「！？」
典韋「このオレ達が相手だ！！一般兵士は手を出すな！」

そこには、典韋と徐晃の姿があった。

関羽「面白い。戦っている内に曹操を奥へ遣るという事か。返り討ちにしてくれる！！！」
徐晃「では行くぞ！！」

関羽の黄龍堰月刀と徐晃の白虎牙断が衝突する。それと同時に張飛の破軍蛇矛と典韋の真極牛頭が衝突した。

関羽「殿の元へ・・・行かねばならんのだ！その為にも・・・討つ！」
徐晃「面白い事を言う。・・・行かせてなるものか！成都は魏のものだ！！！」
関羽「それでは、力尽くで返してもらおうではないか！成都が欲しくば、我関羽を討ち取ってみよ！！」
徐晃「望むところだ！！我白虎牙断で応えよう！」

徐晃は斬りにかかる。しかし、ギリギリで止められてしまう。攻撃範囲では、関羽の方が広い。つまり、距離さえ保てば関羽の方が有利なのであった。しかし、徐晃はひるまず襲って来る。後ろに引いても前進される。だが、戦力では関羽の方が勝っていた。経験も豊富だった。

その時だった。徐晃は、白虎牙断を振り翳す。引くか防御するかのこの一瞬。関羽の額から汗が流れた。関羽は命懸けの挑戦をした。黄龍堰月刀を向け、体当たりした。つまり、前進したのだ。黄龍堰月刀は徐晃の腹を貫通した。

徐晃「うがっ！！」
ドスっと白虎牙断が落ちる。
典韋「徐晃！！」

典韋がひるんだ。その瞬間、張飛の破軍蛇矛が腹を貫通した。

典韋「！！！！」

典韋は口に手を当て、離した。手は真っ赤になり、意外そうな顔をして倒れた。

張飛には無数の切り傷がついていた。

関羽「殿が心配だ。至急、本陣へ戻るのだ。」
張飛「あ、あぁ・・・」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　糸売

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