☆Kakite Popo☆

Nsとして伝えるリアル

＜Nsとして伝えるリアル＞

今から話す事、これから、家庭を持つ人、子育てをする人にも、

知っていて欲しいことだと思う。

自分が大変なのに、

正直、人のこと考えてる余裕ないときってあると思う。

読めば、自分もつらい気持ちになるだろうから、

読むのがイヤだって人もいるかもしれない。

でも、いつか他人事じゃなくなるかもしれない。

現実のシビアさと向き合うのは、正直ツライ。

でも、未来の子供のために

今、向き合って考えていくべきことやと思うから。

私の働いている小児病棟で目にした光景。

（決して、それが、全てじゃないだろうし、

住む人たちの地域性というものもあるとは思います）

親と子供の愛着形成について

愛情注ぎ方とか子どもへの接し方とか

今のあり方を少し考えてみた。

自分の中で、問題を抱えている方、何かを感じた方、

または、同業の方、

逃げずに、現実を見つめた話、たくさんしたいと思います。

もし、よければ、コメントおねがいします

では、はじめます。

みなさん、虐待って、どこから、どこまでだと思いますか？

親の言い分、「しつけの一環なんです・・・。」

　　　　　　　　「うちの育児方針ですから。」なんてね。

虐待は、身体への暴力だけじゃないですよね。

精神的虐待、ネグレクトもあります。

ネグレクトって、最近一番多いんです。

ネグレクト・・・それは、「育児放棄」

その、どれも、親は、悪いと思ってなかったり、

自分の言動で、どれほど、子供が傷付いたか気付かない。

でも、その、どれも、確実に、子供には、焼きつく。消えない。

記憶に刻まれた、「親に愛されなかった」という事実。

これほどに、子供にとっての恐怖で地獄はない。

なんで、こんな話をするか・・・。独身の私が。

小児科・NICUの看護師だから、そんな現実をみてきました。

それ以前に、自分が身をもって経験し、生きてきた。

誰しも、１度も傷つかずに生きてきた人はいないはずだ。

しかし、絶対的にそばで守ってくれる家族がいたかで、

人は、人格形成の道が変わる。

わたしも、親に傷つけられてきた子供だった。

自分の存在価値、生存価値が見出せず、

生きることが苦痛だったときもあります。

（私の話は、今日は、掘り下げると長くなるので、やめますね。）

親に突き放された時、子供は、どうするかわかりますか？

必死で好かれようと努力するし、我慢もする。

何度傷つけられても、どこかで、信じ、必死で親に愛を乞う。

「今捨てられたら、生きていけないという本能が、そう、させる」

と言ってる専門家の人もいました。

その時に、「他の人に助けを求める」という術が

わからない子ばかりなんです。

誰を信じるべきか、以前に、自分の存在がいけないのだと、

ただ、自分を責め、感情を殺し、生きる

・・・目も顔の色も次第に死んで行きます。

そんな子たちに、手を差し伸べる他人が

１人くらいいてもいいんじゃないかと思ってます。

そして、話のつづき。

そんな子が入院してくることも多々あります。

中には、悲しいくらい、人の表情を伺い、

態度を変えて生きようとしている子もいました。

病棟での、ありふれた現実、

ナースコール。

「子供が泣いてます」・・・ただ、ぐずってるだけ。

腸重積ではありません。

抱っこしてあやせば、落ちつく子だっている。

あやし方がわからない、めんどくさい、

この子のせいで私まで、

自由な時間がなくなったやん、

あ～うるさい、もぅ、どーにかして！！

って感じな言い方。

「抱っこ」と泣きながら手を伸ばす子、

それを無視する親。

熱性痙攣の既往がある発熱の子、

やっと寝たから、起こさないで欲しいと検温を拒否。

（ぐずりだしたら、あやさないけんのは、私なんよ！

　と、遠まわしな言い方）

夜勤のラウンドでのこと、

点滴のからまりをほどくのに、

親や子供の体を動かすと、

うざそうに、にらむ親。（また、起こす気？！的な）

部屋に行くと血だらけの点滴と柵をもち、つかまり立ちしてなく子。

泣いてる子供を置いて、夜中に黙って、タバコを吸いに行く親。

まだ、手で持って飲めない子に、ミルクを一人のみさせ、

子供に背を向け、トモダチと話し込む親。

彼氏の家に入り浸り、面会にも来ない親。

ソーシャルワーカー介入率高し。

これは、ほんの少しのエピソード。

のぞまない妊娠、体裁を整える結婚

・・・できちゃった婚急増の結末。

ここから、虐待は始まる。

こんな家族ばかりじゃなくって、もちろん、

あたたかい

愛情に満ちた家族にも出会いました

でも、あきらかに、前者の数、圧勝。

NICUでみた現実は、もっとえぐかった。

でも、あんまり書くとつらくなるので、

今回はやめますね。

当たり前に考えて欲しい。

自分が望まれずに、生み落ちたのだと知ったら・・・。

偏った愛情しかもらえなかったら・・・。

私は、自分のような思いをする子供を

少しでも救いたいと思います。

そして、親と子の平等な愛着形成を促し、

親が親としてのココロが育つような手助けをしたいと思います。

（傲慢な言い方かもしれませんが）

自分自身と向き合い、

ありのままの自分や親を、受け入れ、

うまく折り合いを付けていく術をみいだすのに、

時間も、エネルギーもほんとに長い間費やしてきました。

・・・ちょっと驚いた方、今の私は、こんなことを書けるくらいに、

人間らしく生きてます。だから、大丈夫ですからね

そして、カナダ留学のホントの目的、自分を好きになること。

そして、育児教育の進んだカナダで多くの育児方法や

人間学も学びたいと思っています。

それらは、私という人間を作るのに、

とても重要なアイテムだと思っています。

なぜなら、子供を人一倍好きで、助けたいと思っているのに、

人一倍、家族を作ること、子供を育てることに恐れがあるからです。

今までも、これからも、一歩一歩前に進んで行くつもりです☆

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