犬の病気・体験記
２年前に脾臓にとってもとっても大きな腫瘍ができてしまい手術をしました。お腹が大きいな、くらいにしか思わなかったのですが、だんだん食欲がなくなり、親戚に評判の良かった動物病院（シンシア動物病院）へ連れて行き判明しました。時々足元がふらついたり、倒れたりしたので本当に危なかったです。幸いその動物病院の先生が麻布獣医大学病院をすぐに紹介してくれて、そちらで緊急手術をし一命を取り留めました。麻布獣医大学病院はさすがに予約がすぐには取れず、１週間程は待ちましたが、その間、シンシア動物病院の先生には本当にお世話になりました。食欲がないと手術に耐えられないから、といって療養食（栄養価が高く、ペースト状の食べ易い物）を薦めてくれたのですが、私は当時仕事を持っていて夜８時でないと病院に行けなかったのです。でも、診療時間外にも関わらずその時間に病院へ戻ってくれて餌を買うことができました。本当に嬉しくて涙が出てきました。うちの子も、もともと食いしん坊なので食べ易いものならなんとか食べてくれました。手術の２,３日前はそれさえも食べれなかったので大好物の牛乳をひたすら飲ませました。
今時の動物病院ってすごいですね。家族や獣医学生達が手術を見学できるんですよ。家族は勿論、希望すれば、ですけど。私、血とか見るの苦手なんですが、聞かれたら即答で「見学します」って答えてました。だって、体力低下している犬や老犬に麻酔すると、そのまま目が覚めないこともあるって聞いたから、もしうちの子がこのまま目が覚めなかったら最後を看取ってあげられない、と思ったのです。それに、頑張っているこの子の為に、少しでもそばにいてあげたかったので・・・。ず～っと心の中で「頑張れ、頑張れ」って言っていました。腫瘍をこの目で見たときはびっくりする位大きくて、となりの学生達も「こんな大きいの見たことない！でも、脾臓だし大丈夫だね」って言っていました。腫瘍が良性であったこと、そしてその場所が脾臓であったことがラッキイーでした。脾臓ってどういう機能が良く分からないんだけど、犬はこれがなくても生きていけるそうです。そして、一週間の入院の後、無事に帰宅しました。
そうそう、「手術中に担当医から去勢しておきますか？」と聞かれたので「お願いします」と答えました。実は、今回の病気で色々とインターネットで犬の病気を調べていたら、シェルティがかかりやすい病気の種類一覧が出てきたのです。
そのひとつに、睾丸の腫瘍も含まれていたのです。さらに老犬になってからは体力的にも手術は無理でしょう。それに痛いことを経験させるのはもう可哀想、と思い一度の手術で済ませてしまおう、と思ったのです。こちらも無事終わりました～！
麻布獣医大学病院の皆様、本当にお世話になりました。そして、この病院を紹介してくれた我が犬かかりつけの獣医、シンシア動物病院の先生、ありがとうございました。
で・・・、現在は・・・、何もなかったかのように本当にピンピンしております！
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