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2010年03月25日
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テーマ: Jazz(2004)
カテゴリ: JAZZ( A Paris !)


欧州ジャズのイメージは何でしょう?哀愁、内省、静寂、クラシカル、、
「哀愁漂う」なんていうのがキーワードだったりしますよね?
実際にわたしもそこにも惹かれているわけなのですが、当然全部がそんなわけなくて、ホット&ホットな演奏もあるんじジャイ。
ニコラフォメルはフランスのトランペッター。彼の巧さをフランスジャズの達人アーティさまが褒めちぎっていて、クリスさまも彼が参加してるビッグバンド共々お気に入り、って事で、わたしはブログにあげてないけど三枚仕入れてます。最初に仕入れた間の抜けた(クリスさまが言ったんだい)イラストの「」がお気に入りっす。
硬派で演奏的には隙の無い人なのですが、不思議と間に心の投影を感じたりして、、それがなんとなくお洒落。
この人の場合、作曲もするんですが、それがなかなか私好みな作品が多いのです。で、8曲中6曲が彼のオリジナル、あとはミンツァーとファラオの作品って、ことでぇ、、楽しみにしてました!

パリのジャズクラブでのライブを録音したもので、1,2,3,5,6,8はニコラのバンドにミンツァーがゲスト、って感じで、しかーーもアントニオファラオが特別ゲストでピアノを弾いている!そして、4,7はミンツァーのバンドにニコラがゲスト、って、、感じ。
ボブミンツァーって言えば、イエロージャケッツだけど、、最近はハードにブロウしまくってる印象が薄かったりするのですが、、去年だったかなぁ、、ミンツァーをライブで聴いた人がその清く正しいテナーップリに感動してたけど。。そして、ファラオさま!といえば、、デビュー当時は、モードの鬼、パーカッシブで硬質スピード感溢れる弾きまくりでエンヤや澤野のアルバムで日本のジャズファンを圧巻したのですが、最近は叙情豊かな路線を全面的に打ち出していて、、私のお気に入りにアルバムも何枚かでてたりするのです。って、買うときにはファラオがいるのわかってなかったけど。(爆)これが予想に反して。。


オープナーであるOff the beaten tracksからめちゃ熱い。クラブシーンでも使えそうな(って、くらぶつうところに行ったこと無いのだ、、ちなみに昔のディスコってのも無いっ!)リズムにのったお洒落なサウンドなんだけど。。。その疾走感、力強さで一気に惹きつけます。で、一番バッターミンツァーが躍り出る。いきなり振り切れちゃう気合いの入ったソロでこのアルバムの方向性がわかる。途中テンポを自在に操りながらグイグイと吹きまくるミンツァーかっこよし。続くニコラもビターでシリアスな感じのソロなのですが、息切れをまったく感じない長尺のソロ。イェ~~イ、これもめちゃかっこいい。その後ろでベースとドラムがガシガシ煽ります。そして、音の隙間をピアノがセンスよく埋める。フロント2人の熱い闘志にメンバーも方向にまったくブレが無い。9分間リズミカルだけど、テンションの高い演奏。


4曲目はミンツァーのオリジナルBop boy。これは、ミンツァーカルテットにニコラがはいるカタチ。再び、アップテンポでミンツァーが清く正しくテナーの王道ップリを発揮。怒濤の吹きまくりでっす。もちろん、ニコラも負けちゃいません。その経歴、経験、立場からは師弟対決くらいの感じなわけなのですが、ニコラの闘志むき出しはすごいよぉ。あきらかにその場かっさらおう、、ってか、ミンツァーにターゲット絞ってる。その勢いを後半のバトルに繋げるのですが、、デヘヘ、、一瞬、理性がぶっ飛ぶミンツァー。いぇ~~い!!

しっとりとしたバラード風にAbsinthe Minded。管二本はゆったりと情感タップリなメロディを繰り返しながら静かな世界に迎え入れる。ミンツァー&ニコラが重なりあう向こうで、次第にエキサイティングになっていくピアノ。後半2分、堰を切ったように鍵盤を縦横無尽に動き回ってます。。真昼の情○って、感じィ!
Let's Rendez-Vous !は再び、ハードバピッシュな曲&演奏。まるで、トランペットの練習でもしているように音の階段を掛け違えていくニコラ。ハードボイルドに応えるミンツァー。熱く燃え上がるファラオ。鬼ファラオ復活。炎上ですね。2管のカッコイイユニゾン部分に戻っても抑えきれない熱さが出てますです。ハイ。

再び、ミンツァーカルテットにニコラで Le chateau de Guillaumes。めちゃムーディなラテンバラード。ミンツァーのバンドのPhil Markowitzが叙情豊かなピアノを聴かせてくれます。ファラオが鬼になってしまってるので、この曲のピアノの間をうまく使った演奏にほっとしたりして。(爆)そして、ミンツァー優しいサックス。と、ここはニコラはミュートで、むせび泣く。ニコラ、徹底してるな。(笑)しかも、うまいのだなぁ。。

最後は、不気味に静かに始まって一気に燃えあがって行くファラオのBlack Inside。
いやいや、ニコラもミンツァーもすごいのですが、鬼ファラオがこれまたすごい。
う~~ん、参加の何曲かはファラオがサウンドを支配してる感じスラするしちゃいます。
バッキングとかもやっぱりうまいのだ。
モードの嵐で、ホント、1秒たりとも休まない演奏は、賛否もあるんだろうけど、久しぶりだとなんだかうれしい気がしちゃう、、って、ファンって勝手だな。(爆)

お洒落な街の、素敵なライブハで、、めちゃ熱い、、テンション高い演奏で汗かきましょう。
アチチな一枚。(爆)

ハイ。好きです。(きっぱり)

1. Off the beaten tracks
2. Fun blues
3. Soothing spirit
4. Bop boy

6. Let's Rendez-Vous !
7. Le chateau de Guillaumes
8. Black Inside

Nicolas Folmer (tp)
Bob Mintzer (ts)
Antonio Farao (p)
Jerome Regard (b)
Benjamin Henocq (ds)

Phil Markowitz (p #4,7)
Jay Anderson (b #4,7)
John Riley (ds #4,7)

イタリアのマックイオナータが来日して、ライブハウスにでている。
残念ながら今回も上京できない。
実は、密かにお茶の水ナルのライブをねらっていたのですが、今週の頭に熱が出ちゃったので実家に帰れなかったのです。って、まぁ、予約してなかったから、無理だっただろうけど。。
今回のライブハウス Duc des Lombards は、パリのニューヨク52番街と言われる、ロンバール通りにあるらしい。
穐吉敏子さまも演奏してるらしい。。
近くにここを含めて4つのジャズが聴けるお店があり、パリっこも観光客も巻き込んだ楽しいライブスケジュールなんでしょうねぇ。。
行ってみたいなぁ、、って、呟きたいけど、、
その前に、せめて地元フラッシュでのスカンジナビアンコネクションのライブに行きたい。
でも、、これが、、とある引っ越しに重なってるいるのです。うむ。。。

んじゃ、退散♪





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最終更新日  2010年03月25日 18時37分43秒
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