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ミヰサ

ミヰサ

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2006年06月12日
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カテゴリ: 恋愛
サァクルの後、山手線に乗ったのは4人。
ミヰサ、先輩、C君、Jさん(男の先輩)で。
何でか、先輩はミヰサにいっぱい話を振ってくれた。
それが嬉しくて、きっとミヰサはとっても楽しそうにしてたはず。

上野で降りたのは、ミヰサと先輩の二人だけ。
「まだ時間あるから、どっかで御飯食べない?」って先輩が。
もちろん、断る理由なんてない。
二人で上野駅の中のカフェーに入った。

サァクルの話とか、後輩のコの恋愛の話をした。

やっぱりまだ、半年前の恋愛を引きずってるらしい。
ミヰサが先輩に告白して一週間後、先輩が告白した相手のコトでショウ。

先輩は、レシヰトで折り紙をしていた。
「これ、キモくない?」って、鶴を変形させたものを見せてくれた。
ミヰサは、「好きな人の作ったものなら、何でも素敵に見えます」、って言った。
先輩は最初聞き流したけど、少しの沈黙の後、じっと見つめてきた。

促されるように、ミヰサは話した。
本当は、彼氏が出来た話は先輩を安心させる嘘だったこと。
後輩の男のコとばっかり仲良くしてて寂しいこと。
この前叱られて泣いてしまったのは、好きだったから余計にショックだったからなんだってこと。
先輩はバツが悪そうにしてた。

覚悟はしていた。
だって、その一途なところが好きなんだもの。
「断られることは分かってました、ただ本当のことを伝えたかっただけなんです。
変な事言っちゃってごめんなさい」って言うと、
「いいやこっちこそごめん」って先輩は言って、二人で交互に謝っていた。


別れ際、「さっきのことは忘れて下さい」って言った。
他に、気の利いた台詞が出てこなかった。
「ミヰサちゃんがそう言うなら」先輩は言って、ホォムへの階段を下りていった。


二度も、辛い思いをさせてごめんなさい。
私は辛くなんてない。好きな気持ちは変わらないし、ある意味言えてすっきりしてるから。
でも、先輩は、あの優しい先輩は、ミヰサを傷つけたと思ってるんじゃないかな。
そう思って、自分が傷ついてるんじゃないかな。
ごめんね、先輩。
辛い役目を負わせてしまって。
大好きな人を自分の手で傷つけるんだから、告白って残酷だ。





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最終更新日  2006年06月13日 01時08分16秒
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ミヰサ @ えへへ。 あんまりにも印象に残るお話だったので、…
ゆるゆる*プリン @ あっ。あらっ。 こんなトコに私を登場させてくれてる。 …
ミヰサ @ うわー!! プリンさんの文章、面白くてめっちゃ好き…
ゆるゆる*プリン @ すごいです。 告白したってコトも、その発想力(この日…

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