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結婚26年アメリカ人夫婦の会話&晩ご飯日記
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2008.11.18
私と鬱 - これからも宜しく (1)
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ストレス? 肩こり? 鬱?
そんな言葉とは縁がなかった十代後半を過ごした。
周りの大人の意見を無視して高校中退。それから1年後に一人でアメリカに飛んでいるんだから私は相当パジィティブ思考だったに違いない。
そりゃそうだろう。「鬱」という言葉が存在しているなんて知りもしないで生きてきたのだから。
私が初めて「自分の異変」に気付いたのはアメリカの大学へ進学した初セメスターだった。
今までとは環境ががらりと変わってしまったのだ。
大学の心理学の講義は難しい英語でいっぱい! 辞書で単語を引いても意味がどうしても理解できない! Qちゃんや友達に説明してもらっても今一つ。
英語のクラスでは毎回レポートを書いて提出しなければいけない。新聞から記事を切り抜いてその話題について感想文を作成しなければいけないのだ。
パブリックスピーキングのクラスでは兄貴みたいな優しい「きみとし君」がいたからまだ助かった。このクラスだけは憂鬱な気分ではなく明るい気持で授業を受講できた。 頼りがいのある「きみとし君」のお陰だ。
アメリカ人と一緒に受ける授業。19歳になったばかりの私は初めて「本場の生の英語の壁」にぶち当たる。
毎日が「英語、英語、これでもか英語!」という暮らし。私はヘトヘトに疲れ切っていた。
英語という言葉の恐怖に包まれて自分を思うように英語で表せないもどかしさ。
同じ年代のアメリカ人学生はワイワイガヤガヤと愉しそう。 彼らの隣に座りただ会話を聞いている惨めな日本人留学生が私だった。アメリカ人だけのクラスでは孤独感を味わった。
さらに大学入学と共に私はアパートで一人暮らしを始めた。
アメリカでの大学生活への不安を打ち明けると「大丈夫よ、直ぐに慣れるから!」とポンポンと肩を叩いて「さあ! 美味しいものを食べて元気をつけるのよ!」と愛情料理を留学生に作って待っていてくれる心強いホストマザーのダナはもういない。
私は一人孤独にアパートで絶望に犯されかけていた。
そんな私を心配した大学キャンパスの友人達。
「留学生に限らずアメリカ人の新入生も初セメは今まで家族と暮らしてきた環境から一人暮らし(寮生活)に変わるせいでかなりのストレスを受けるのよ。 なんならカウンセラーに行ってごらん」とアドバイス。
大学キャンパスでは誰かしら自分と同じ心境をわかち合える友達がいる。 明日の宿題も気晴らしのコーヒーと軽い御喋りで一時忘れることができた。
しかしアパートに帰って一人になるとまた宿題の〆切ばかりが気になって焦ってばかり。 テーブルに座ってアイデアを紙に書いてみようとしても気が散ってしまう。
私が鬱になると勉強(仕事)に集中できなければ自分の身だしなみも気にしなくなってしまう。
モサモサの髪でキャンパスをうろつくから一目了然なのだろう。友達も「あっ、これはななちゃん、 キテルね(軽い鬱病)」とよく笑われたもんだ。
(現在は鬱でなくてもボサボサな髪で暮らしているので周りから「キテルね」と言われることはない。 そういう人だと思われているからだ。だけどそんな不格好な自分が可愛いくて好きだ)
それが私のストレス、肩こり、 鬱病の初デビューだ。 19歳のアイダホの冬だった。
あれから軽い鬱は定期的に訪れる。私と鬱は切っても切れない関係になってしまったようだ。
心配するQちゃんや周りの家族を逆に責めることしかできない。「いけない。それは間違っている」甘えから目を防ぐ自分の卑怯さへのジレンマが私を苦しめた日々。
理由は判っていた、ずっと前から判っていた。全ては周りの環境のせいではなくて「私の心」だということを。
自分の弱さを認めるのが恥しかったのだろう。 自分の「小ささ」にプライドが許さなかったのだろう。 あまりにも自分を自分以上に誇張していたのだろう。
3年前に私はQちゃんを失いかけた。あの悪夢を目にしてからそれまで私の首を締め付けていた「自我の見栄やプライド、 社会的ステイタス」を放棄した。
自分の幸福に不可欠なものは「Qちゃんとの平和な暮らし」だと結婚11年目にして初めて頭ではなく体で学んだからだ。
今の私は鬱がいつ来てもあまり戸惑わない。
「おかみさん、悪いけど、一杯だけいいかい?」と店仕舞いの準備に取り掛かってのれんも下げている居酒屋へ鬱がひょこっと姿を現しても「いらっしゃい、毎度!」と私は彼を迎え入れているだろう。
「最近見なかったけど、どうしてたのさ。 まあ、そんなことよりも熱澗一本だけ飲んだら早く帰んなさいよ」と残りのおでんと酢の物なんかを鬱が腰かけるテーブルカウンターにそっと出して自分はさっさと台所の奥に入って皿でも洗っているだろう。
今までの私は鬱がくるとQちゃんや周りのせいにして門前払いをしていた。
私は長い間鬱との適切な面会の仕方を知らなかった。どうりで鬱は無視する私に反抗をしてネチネチと長い間お互いにお互いを苦しめ合っていたわけだ。
3年前に私はQちゃんを失いかけた。
3年前から私は鬱と会話をするように試みた。
「ねえ、どうして遊びに来たの? 仕事のこと、家族のこと、それとも足のこと?」早く消えてもらうために鬱に理由をたずねて洞察してみる。
大幅な物質的、心理的要因が判ったら鬱を乗り切る対策を専門書から捜す。そういう建設的で賢い知恵を身に付けるようになった。
鬱が私の友達ならば今までのように鬱といがみあうのではなくて理解して認め合う仲になった方が生きやすい。
Qちゃんだって自分のせいでもないのに鬱が来るたびに私に攻められては溜ったもんではない。このように自分で処理できることは自分で処理してもらった方が楽に決まっている。
Qちゃんのことを少しでも配慮できるようになった私。
うん、鬱がまた遊びに来そうだ。 そんな予感がする。じゃ、今回もいつものあの対策で様子を見てみようか。
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最終更新日 2008.11.18 06:51:53
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