七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

入園時代を思い出して その2



長男とは3才違いの仁吉ですから、自分がやっと幼稚園に入る時には、長男 太吉は小学校へ上がります。

ところが、仁吉は、幼稚園に入れる、イコール兄と一緒に行けると、しばらくは勝手に思い込んで、ワクワクしていたようです。

真実を理解したときには、がっかりしていましたが、やっぱりそこは次男です。

立ち直りが早く、それでも行くもんだと納得しました。

幼稚園は、兄が行っていたところと同じですから、3年間、やれ参観日だ、運動会だ、発表会だと、兄の行事に同行していましたから、親も仁吉も勝手知ったる場所です。

初めての緊張感はあまりありませんでした。

入園式の前にあった長男の入学式の方が、正直、感慨深く、その後の仁吉の入園式はお気楽に出向いて行きました。

初めての教室に入ったら、それはそれはかわいい美人の先生がにこやかに迎えてくれたので、仁吉は内心、超ごきげん。

長男の時とは、打って変わって、先生の後について並んで会場に入るときから、母には後ろからついて来ればいいよと、さっさと行ってしまいました。

会場に入っても、余裕の様子で、時々振り向いては、手を振るだけでしっかり座って式を終えました。

仁吉が生後6ヶ月から、幼児教室の仕事を始めた私は、仕事のある日は、仁吉を主人のお母さんに預けていました。

長男は幼稚園に上がるまで、一切人に預けることをしなかったのですが、仁吉の時は平気で預けることができました。

そういう距離をおくことが、次男にはできたところが、私にとっても仁吉にとってもよかったのではないかと、今になって思います。

おそらく当時は、全てにおいて長男優先の環境の中で育ったと言っても過言ではない仁吉でしたが、それが、決して出しゃばることなく、場の空気を読んで、さりげなく人をフォローしたりする性格を形成したのだと思います。


さて、そんな仁吉、入園式は余裕でしたが、さすがに初めてのバス登園では、一人で乗るのに慣れず、少し泣きました。

でもそこは兄よりも数段根性を見せ、わずか3日でクリア。

後は、ヒョウヒョウとした態度で通園するようになり、母の知らないうちに、幼稚園でクラスの人気者の優等生になっていくのでした。


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: