七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

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栄養失調のヒヨドリ


先日、犬の散歩に出かけた次男 仁吉が、

飛べなくなって、空き家の玄関にうずくまっている

子どものヒヨドリを見つけたと言って帰って来ました。


「お母さん!足の骨が折れてと思うねん。


どうしたらいい?」


私と3兄弟は、急いでヒヨドリを見に行きました。


確かに階段の隅に、隠れるようにうずくまっていましたが、

私たちが近づくと、威嚇するように首だけ振り向いて口をあけました。


でも、動けないし、声も出ないようです。


私は仁吉にヒヨドリをそっと捕まえさせて、

3兄弟とともに、行きつけの動物病院に連れて行きました。


てっきり足か羽が折れて飛べないのだろうと思っていたのですが、

診察して下さった先生は、「栄養失調」だとおっしゃいました。


「この子は何日も餌を食べられなかったのでしょう。


かなり衰弱していますね。


すでに体に虫がついていますし、自分で口をあけることもできなくなっています。」


先生がヒヨドリの羽を広げると、体は骨が見えるほどガリガリで、

瀕死の状態だとわかりました。


急いで酸素吸入をしながら、先生がヒヨドリの口をあけて、

栄養剤と鳥の餌を与えて下さると、喉を動かして飲み込みました。


「飲んだ飲んだ!まだ、生きる気力はあるんやな!」


先生の言葉に、3兄弟は「食べた、食べた!よかったなぁ!」

とホッとして、喜んでいました。


しかし、先生は、「この子がいた所の上に木があれば、そこに巣があるはずです。

親鳥がいれば、巣に戻してやれば親が世話をするでしょう。


でも、木がなければどこから来たのかわかりませんし、

このままではもつかどうかわかりません。

どうします?世話をしてみますか?」

と、少し気の毒そうにおっしゃいました。


仁吉は、もちろん世話をするといいましたので、

先生は餌や与え方の書いた本のコピーを下さり、

鳥かごも貸して下さいました。


料金もタダでした。


こうして鳥など飼ったこともない、3兄弟のヒヨドリ救急作戦が始まりました。

<つづく>




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