七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

トイレトレーニング 長男の場合(3)



子供の自立を目標にしていなかったこと。


トイレトレーニングは、子供が、親の手を借りずに、自分の力でトイレに行って用をたすことができるようになるためにすることです。

そして、オムツがとれるということは、子供の自立そのもののはずなのです。

こうして子供は、一人の人間としてできることを、一つづつ増やして、いずれは親から自立していくのだと思います。


ところが、私は、あくまでも、私の管理下において、トレーニングをしてしまいました。

それは、私が、オムツがとれるようになることを、子供の自立のひとつとして目指したのではなく、親としてのしつけの一環としてとらえてしまっていたからだと思います。

2才になったら、オムツをとるのが、親のしつけと、多くの育児書にも書いてありました。

しかも、オムツをとるのは、親が「オムツをとるぞ!」という、しっかり意志を持って取り組まないと、なかなかうまくいきません。

親として、トイレトレーニングは、子供にしつけるものの中でも、かなり大きな難関だと思います。

でも、お母さんが主体のトイレトレーニングをしては、やっぱりうまくいくはずがありません。

あくまでも、子供が自分一人でトイレができるようになることが、目的でなければなりません。


そんな簡単な事を、私は見落としていたのだと思います。

だから、トイレに行くのに、私に知らせて、私が付き添い、その結果、たびたび私の都合で間に合わず、失敗に終わってしまったのです。

このやり方をしている限り、早い時期に、本当のトイレの自立は、できなかったのだと、反省しています。


結局、長男は、この後、2才になってすぐに、トイレトレーニングを再開しましたが、やはり失敗に終わり、成功したのは、その3ヶ月後の2才3ヶ月の時でした。

それも、同い年で一番仲のよかったお友達が、うちに遊びに来た時に、見事にトイレで立ったままおしっこしたのを目撃したのが、やる気になるきっかけでした。

親がつきっきりで頑張ってもだめだったのに、自分でその気になってからは、3日ほどであっさりとれたのを覚えています。


オムツがとれてしまえば、過程はどうあれ、親としては一安心というところですが、

うちの3兄弟を見ていると、どうやらそのトイレトレーニングの過程が、その先の彼らの精神的な自立の仕方に重なるような気がしてなりません。

それは、次男、三男のトイレトレーニングを紹介してから、またお話したいと思います。

<つづく>


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: