七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

七転び八起き母ちゃんの子育て失敗学のススメ

トイレトレーニング 次男の場合



今度は次男の番がやってきました。

私は、長男で何度もトイレトレーニングを経験したようなものですから、さすがにあわてることはありませんでした。

「オムツがとれるチャンスは、必ずやってくるはず」だったのです。

前回、長男はお友達に刺激を受けましたが、次男は兄という格好の刺激が、いつもそばにいるのです。

しかも、それを毎日追い掛け回しているのですから、当然兄が用を足しているところも、ついて行っては、しっかり観察していました。

だから、今度は、次男がその気になるのを待つだけだったのです。


予想通り、2才2ヶ月の頃、次男が私に言いました。

「ウルトラマンのパンツ、はきたい。」

来た~!

そうです。

次男は、兄の新しいウルトラマンのパンツがかっこいいと思い、自分もはいてみたくなったのでした。


私は、内心小躍りしながら、

「仁吉も、ウルトラマンのパンツはきたいか?

そしたら、自分でおしっこできるようになったら、はけるで。

練習するか?」

仁吉「うん!」


それから、私は、トイレのドアを開けっ放しにして、おまるを前に置きました。

「仁吉は、小さいから、まだ立ってトイレに届かへんやろ。

せやから、おしっこはこれにするねんで。

できたら、ウルトラマンのパンツはけるで!」


目標を持った次男は、何度も失敗しながらも、おまるに座ることを繰り返し、だんだんと出るタイミングと感覚を覚えていきました。

私は、それと平行して、外ではおしっこ(ウンチでも)をしたくなったら、近くの溝か草むらですることを、教えました。

今度は、私がいなくても、どこでも確実に自分でトイレができることを目指したのです。

成功の数が増えれば、自信もついてくるものです。


こうして次男は、1週間ほどはかかりましたが、結果的には、兄より1ヶ月早い2才2ヶ月で、トイレトレーニングを終了しました。

結局、3兄弟のうちで、一番おまるを愛用したのは、この次男でしたが、驚いたことに、

その後、おばあちゃんちに預けた時、おまるがないとわかると、なんと、次男は、

自ら洋式便座に前向きによじ登って、用を足したということです。


おばあちゃんからこの話を聞いた時、これで、次男は、親の私を頼らずに、本当に一つ自立したのだと思いました。

と同時に、彼は、目標を持って、コツコツやり続ければできるということを、頭ではなく、

体で認識したのではないかと思うのです。



次は、予想通りに行かない三男のお話です。

<つづく>

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