ななこのくつろぎカフェ

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化学療法【タキソテール】2回目 2005.5.23

今日は化学療法(タキソテールという薬の第2回目投与)でした。 風邪を引いたり、白血球の数値が下がり過ぎている場合は安全を考えて、 点滴が延期になることもあるのですが、今日の白血球の数値は12,000!抗がん剤治療中にしては多すぎるくらいの数値ですが、 これには理由があって、このタキソテールの副作用を最小限に抑えるために昨日から飲み始めている 「デカドロン」という錠剤(ステロイド)のせいのようです。


主治医からは「私が医師になりたての頃は、ななこさんみたいに【デカドロン】を飲んだことが原因で数値が上がる人がいる、 というのがわからなくて、当時の患者さんには『白血球の数値が高すぎるから、点滴は延期しましょう』ってよく延期していたの。 その後、まれにだけどその患者さんやななこさんみたいに、血液検査の炎症反応は何も出なくて正常なのに、白血球の数値だけが上がっちゃう人がいることがわかったのよ。」 「は~、そうなんですか。」「点滴しても大丈夫だから、今日は予定通り、点滴しましょう。」


ということで化学療法室へ向かいました。 ここでは毎回、(確認のために)自分の生年月日と名前を言わされるのですが、 まず20代や30代の人とは滅多に一緒になりません。 今日は50代、60代の人が多かったような気が・・・。 しかも30台近くあるベッドはほぼ満員になっていました。 化学療法室に行くたびに、がんと向き合って生きている人がこんなにたくさんいるのか・・・と痛感させられます。


今通っている病院は、何よりもスタッフが素晴らしいと感じています。 主治医の先生もいい方なのですが、看護師のみなさんは20~40代の方が多いように見受けられますが、 患者さんが不安な気持ちを訴えたら嫌がらず話を聞くだけでなく、その人が明るい気持ちになれるようなことを言って励ましたり、 今日などは(私の隣りのベッドにいた患者さんが)「検査の結果が良かったので嬉しくて」と言ったら、 自分のことのように一緒になって喜んでいる声が聞こえてきました。 ただでさえ、自分1人で立ち向かっていくのは重過ぎる病気なのに、仕事とはいえ、 一緒に力になってくれるスタッフがいてくれるだけで、私も勇気付けられます。


化学療法は2時間半くらいで修了。今回も手の甲に針を1発で入れてもらえたから満足。 といってもお医者様にかなりプレッシャーを与えてしまう私なのですが・・・(ごめんなさい!) 「(針を刺すのは)ここは痛いからだめ、こっちがいいんです」と毎回のように注文をつけています。 きっとうるさい患者だと思われているんだろうな、と思ってましたが、 今回の化学療法の針を刺す担当医師は、3週間前に行ったときと同じ医師だったのに、私のことを覚えていなかったから助かりました(^-^;


その後、術後半年後健診第2弾ということで、エコーの検査を受けました。 肝臓・腎臓・胆のうなどを診てもらいましたが、特に何事もありませんでした。 次はまた来週の月曜日に、白血球の減少チェックのために通院です。 また1,600あたりまで落ち込んじゃうのかな~。 しばらく生ものを控えないとならないので、昨夜はお刺身を食べまくりました。 帰り際、主治医から「ななこさん、次回まで風邪ひかないでね~」と言われて本日の診察は修了。


帰り道はJR上野駅をぶらぶら。 お気に入りのカフェへ行って、遅めのランチ(→軽めにね)。 ちょっとだけインターネットをやって、駅構内にある大きな本屋さんもぶらぶら。 タキソテールは点滴直後でもこれができるから嬉しいです。 CEFの点滴のときは、終わったら即行、電車に乗って帰ってましたから。


そうそう、今夜の読売新聞の夕刊に「乳がん内視鏡手術」の記事が載っていました。 くり抜き型の手術方法があるのは知っていましたが、内視鏡手術となるとそれとはまた違うのかなあ? こういう記事を見るにつけて、医学は日進月歩だな~と思わずにはいられません。


(【もしかして負け犬?な私の日常/2005.5.23より】


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