ななこのくつろぎカフェ

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放射線治療(1) 2005.7.29~2005.8.31



25日は放射線科、外来受診(初診)でした。
いつものとおり、機械に診察券を入れて受付をしようとしたところ
いきなり診察券がはじき出されてきて「初診の手続きをしてください」というエラーが・・・(^_^.) 

同じ病院内でも、診察を受ける「科」が異なれば、また初診の手続きから始めなければならないのですね。
→気を取り直して、有人の窓口に並びなおして、手続きの順番を待ちました。

30分くらい待たされたあと、手続きも済んで放射線科へ行くことに。
乳腺外科は新しい病棟の中にあるので、あまり病院っぽくないのですが、
放射線科は古い病棟の中にあります。
廊下も薄暗くて、行くまでの間はちょっと「何か出そう」な雰囲気がまた怖くて。
受付も、そこだけ時間が止まったような古臭いところで、なんだか古時計の「ボーン、ボーン」という音でも聞こえてきそうな感じでした。
受付で、放射線科の「診察カード」を作ってもらったのですが、なんと「手書き」のカード。
今って機械で作られたカードが多いのに、ちょっとびっくりでした(笑)

次に待合室に通されたのですが、そこは外から明るい陽射しも入っていたので少しホッとしました。
ここまで暗かったら、これから毎日通院するのに、気分まで暗くなってしまうから・・・。
待合室には若い人が何人かいて、今まであまり見かけなかっただけに、不謹慎ながらちょっとだけホッとしました。

しばらくすると、私の名前が呼ばれました。
放射線の担当の主治医は、もう50代くらいの人を想像していたのですが、

若い男の先生だったので(え?この人が主治医なの?)って思ったくらいでした。年の頃は40代前半くらい。

乳腺外科の主治医から預かった私のカルテを見ながら、
これまでの治療歴(手術、化学療法について)を再確認されました。
すると、この放射線の主治医から「ななこさん、お子さんは?」と唐突な質問。

「未婚なので、子供はいません」と言ったら
「あ、そういう意味じゃなくて、将来お子さんは考えていますか?」と聞かれたので
(というか、省略せずにはじめからそういう風に聞いてくれよと思いました)、
「はあ。もしできればいずれは、とは考えてます」と答えると
「今は生理はありますか?」「リュープリンを打ってるから、止まってます」
「ノルバテックスは何年飲むように言われてますか?」
「2年と言われています」
「う~ん、問題は、ななこさんは化学療法で【CEF】をやってることなんだよね。
これをやっちゃうと、6~7割の人が閉経するんですよ」
「・・・・・・。」
「乳腺外科の先生から事前にそういうことを聞きませんでしたか?」
「卵巣機能をやられるから、閉経する人もいるとは聞きました。」 

さらに「ななこさんの乳がんのしこりの大きさはどのくらいだったんですか?」と聞かれたので
「3.5センチです」と言ったら
「通常は3センチ以下が温存の対象なんですよね。
3.5センチで温存したということは、ななこさんがそれを強く望んだということですね?」と聞かれたので
「もちろん私が望んだのもありますけど、初診でがんの診断を下した医師も、主治医も、
2人とも温存でいけるとおっしゃってくださったので、それで最初から全摘は考えませんでした。
もし少しでも『全摘にしないとまずい』と言われていたら、全摘にしていたと思います」と答えました。

すると「温存にしたということは、大体4~5人に1人の割合で、局所再発を起こします。
それを防ぐために放射線をかけるわけです」と言われました。

閉経のことも、局所再発についても、治療前にリスクは聞いていました。
特に化学療法(CEF)をやったら、その可能性が高いことも・・・。

でも乳腺外科の主治医からは「40代後半とか50代でCEFをやったら、
そのまま閉経する確率が高いけど、20代とか30代の場合は、ほとんどの人が戻ってくる」
と聞いていたので、そのあたりが乳腺外科と放射線科では医師の認識が違うのかな?と思いました。

それに、今さらそれを言ったところで、私はもうその治療を受けたのだし、閉経するかどうかも神のみぞ知る・・・。
戻ってくると信じてますが、それもまだあと2年は先の話。今考えてもどうにもならないことです。

主治医の診察のあとは、胸のCTをとるため、検査用のベッドの上で横になり、
上半身裸になったあと、放射線を当てる箇所に紫色のマジックみたいなので、マーキングされました。
簡単には消えないみたいですが「ゴシゴシこすって消さないでくださいね。」と注意を受けました。
この日は、まだ放射線は当てず、マーキングをしたところで修了。

それで放射線治療開始は28日からにしてもらいました。
開始日時はこちらの希望を考慮してもらえるのですが
「27日まで予定があるので、28日からお願いします」と言ったところ、

主治医から「28日から始めると、8月31日に修了です。」と言われ、
思わず「よっしゃー、ピッタリ(8月に)収まったー!」と口走って、引かれてしまいました(^_^.) 
ピッタリになったのは、計算していたわけでもなんでもなく、ただの偶然です。

【もしかして負け犬?な私の日常 2005.7.27より】

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