Laub🍃

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2014.05.29
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カテゴリ: 🌾7種
安居たち、夏Aグループって、エリートですがある種の「駄目人間」としての要素を持っているんじゃないかなと思うんです。そういう風に育てられてしまった、というのもあるかもしれません。
けれど、エリートとしての自覚や周りの犠牲への想いが、自分のダメさを受け入れることを阻んでしまったのではないかなと思うのです。
そういう意味で、涼、そして安居が夏Bと出会えたことは本当によかったなと思います。
夏Bは、自分のダメさをかなり自覚していて、でもどうにもできなくて、だからこそ相手のダメさをもある程度は受け入れられるのではと思うのです。
どちらかといえば聖人君子の印象のあった嵐が、初期ー中期で新巻さんを置いていってしまったところは
新巻さんにとってはとばっちりですし酷い話だと思いますし、読んでいて嵐と蝉丸・・ないわー・・・と
思いましたが、このとき嵐は自分の精神・性格的にダメなところをちゃんと自覚したのではないかなと思います。
ついでにナッちゃん、嵐は花を取ったらとんだ地雷男かも知れないぞーとも・・
嵐は心の闇が意外と大きい気がしなくもないです。深読みしすぎかもしれないですが。
嵐の家族事情がよく分からないことも、花と幼馴染と言うことも、過去編によっては印象が変わる気がします。




逆に、あまり好きでないという意見では、
ナツには、自分のダメなところを重ねてしまうという人や理想通りには動いてくれないという人、
花には、割と奔放だという人や、割と予想通りに動くという人が居ました。
チーム色や周りの人との関わりについていうと、プラスマイナスどっちもあってどうとも言えないという
言葉もありました。



個人的には、ナツ:少し前の少女マンガ、花:少年マンガ の主人公というイメージがあります。
あとは、弱音担当と強音担当という感じです。
BOX系でのヒロイン:元気でおバカ 親友:おっとりしっかり
踊る教室でのヒロイン:元気でしっかり 親友:おっとり女子力
という対比とはまた違う感じ。



新巻さんを受け入れるか否か。私は、これを初め
夏Bと春、あるいはナツと花の違いのようにとらえていました。しかし
考えてみると花と嵐の違い、また心に余裕があるか否か、大人数で行動しているか否か、
人間不信になっているか否かということもあるわけです。
また、選ばれた人間か、ダメだからこそ選ばれた人間かという自負も関係しているでしょう。


安居はエリートっぽいけれど肝心なところで結構ボケる(というか常識が薄い)人間

というように、
ダメか否か、できる人間かできない人間かということはその場になってみないと分からないことが
多いのですが、

メインキャラというだけあって花やナツは他の人よりも一貫していることが多いと思います。
特に、変わりたいと思っているナツはともかく、今の自分に自信を持っている花は
良くも悪くもギャップがないのかな?と思います。
次の行動や反応がかなり予測できてしまうので、株でいうならまるっきりの安全牌という感じがします。




ダメ人間だからこそ、実際に居そうな感じがする。
ダメ人間だからこそ、辛くて頑張りたくても頑張れないことを共感、同調できる。
ダメ人間だからこそ、コンプレックスを抱いているけれど、どこをどうすれば欠点弱点を治せるのかわからない。また、治し方はしっていても、自分で実践なんかできない。


田村さんの描かれる、自分のダメな所やトラウマや他の人への悪感情と戦う葛藤 がとても好きです。
今回の夢オチっぽいものの時に、色々な視点からそれを見られたらいいなあ・・・・


個人的に花には、
「偉い人たち 未来に来たって好きな人がいないと生きてることなんてできないんだよ」
の後の嵐生きてましたー
という苦しいけど頑張ったら報われましたという状況は、
確かにあの死に掛けの追い詰められた状態だったら必要不可欠だったのだと思いますが
他の人から見ると「ずるい」がどうしてもあると思うんです。

頑張っても報われない、頑張って得るものが自分で自分たちの命の始末をつけられる、ことだったり
生きてきた世界の真相をよくも悪くも知ってしまう、ことという状況が花にあったら、
どういう生き方をするのかというのを見てみたいです。





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最終更新日  2014.07.16 12:19:04
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