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長押綴

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2014.06.25

おかしいって思うほうがおかしいなら幸せなんだ

安居。　安居。

「ん・・」

目をこする。

「安居、起きた？」
・・・はぁ？

「お前・・どうした！？」
「な、何が？大丈夫？」
「何がって・・・・・・どうして、お前・・そんな、小さいんだよっ！！？」
「え・・・えー、僕の身長が？いきなりどうしたの」

「安居・・寝ぼけてるんだよね。どうしたの、何か僕が大人になった夢とか見たの？」
「・・・・・・・え？」

夢・・・・？

試験を受けたことも。

お前が死んでしまったことも

お前に託された未来へ・・・行った、ことも

「夢？」

オカシイ

「うん。酷い顔してるね、そんな嫌な夢だったの？」
「あ・・ああ、・・・・・・お前が居なくなる夢・・・・・見た」
「・・・・・・・・・ええ・・・　・・・寂しがってくれるんだ。嬉しいな」

「未来で、ライバルになるのに？」
「それとこれとはまた別。・・それに、そん中では　お前、俺を助けるために怪我してたりするんだよ・・・」
「ふふ・・安居は優しいね。それと少し、負けず嫌い？」
「・・・まあ、な。優しいってよりか、庇われたことが・・・・・・なあ、お前はそういうこと、ないよな」
「・・大丈夫。でも、安居も僕を庇って怪我とかしないようにね」

「そんなヤワじゃねーよ」

オカシイ

「はいはい」

デモ

モウイチド　ヤリナオセタナラ

けど

よぎる

よぎる、茂と話している度によぎる、

茂と似た表情を浮かべる黒髪のおかっぱの―――――おまえは、誰だ？

少しずつ少しずつ、頭が痛くなっていく。
ああ、駄目だ。頑張らないと

「逃げればいいのに」

誰だ

「逃げるなんてできない」

叫び返す

「逃げられるんですよ」

逃げる　このオカシイ世界から

逃げたい

誰かのために　自分のために

逃げたい

その途端、太陽が世界を覆いつくした。

―――――――――

次の号を読んでいない今のうちに妄想。

この後目が覚めるという設定

安居が囚われるのは

おかしい檻か
後悔の檻か
幸せの檻か。

一回身体的にも精神的にも檻から解き放たれた安居が
もう一回囚われたら、自力で脱け出せるのか
他の人の力を借りるのか、他の人の言葉を思い出して頑張れるのか。

安居には７種の中で一番頑張って欲しい。
というか自分のした事にその理由に整理をすることができて欲しい。

安居はがむしゃらすぎる気がする。

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