Laub🍃

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2014.08.05
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カテゴリ: ●新書


施主「予算3000万」
建築士「」








ー予算の2-3倍かかりそうな建物案件が現れた!

安藤忠雄は戸惑っている!




安藤忠雄:
職業:建築士(高レベル)
特技:設計(マイペース)こだわり(マイペース)



物件:

属性:プロテスタント
将来の夢:光の教会



この本を一言で言うとこれでしょうか。









建築ぺーぺーの私の感覚からすると3000万でも高いと思うんですが
色々と足りないらしいです。
そして何のために足りなくなるかは
読めば読むほど恐怖のような興奮とともに染み入ってきます。








しかも、その案件が「教会」なため
通常の家には出来る業が通用しなかったり
施主や利用者達のためのこだわりがあったり
建物を建てる場所が小道に囲まれていて、







お金。






・・・通常、予算があると

・大工が雇える
・材料を凝れる
・作る為に時間をかけられる(一日の人件費他)







つまり、予算がないと上の逆に

・大工が雇えない
・雇えたとしてもあまり腕良い人はのぞめない
・腕が良くても逃げ出す

・材料に四苦八苦
・補強材料を使いにくいから効率のいいデザインにせざるを得ない
 (=安藤忠雄(´・ω・`コウリツヨクナクトモコッチノデザインガエエノニ...)

・作るために時間がかけられない
 →リテイクができない





でもそういう案件に燃え燃えな安藤忠雄


安藤忠雄さんやっぱり好きです。過去編もものを、物件を作ること工夫することへのわくわくが伝わってきます。
まあ牧師さんの気持ちになってみると特に最初のほうでかなりもやもやしますが・・w




劇的ビフォーアフターのお金がないvolより更にハードな状況下で
建築士安藤忠雄、彼だけではなくプロジェクトに携わる全員が
気を揉んだり必死に思い詰めたり努力して「教会」を作ろうとするドキュメンタリー。
赤字になりつつも、雨に降られつつも、大工に逃げられつつも、
全員がぎりぎりの状態であがきます。あがきまくります。その息遣いが迫ってくるようです。
他の建設はもっと余裕のある状態で作ったのにとか思いつつも、
係る人関わる人、やっぱりこのギリギリという状況への熱がやっぱり伝わっていっている気がします。


個人的に竜巳建設の社長さんが好きです・・・・・!









段々と物ができていく様子は、
どこらへんから「それ」らしくなるのか。

どこらへんから「夢」が「現実」になるのか。










案出し:

牧師さん(施主)「新しい教会の案色々あるんやなあ、ええなあ」





案待ち:

牧(いつになったら安藤忠雄さん最終案出してくれるねん)






竣工:

牧(なんとか始まったけどなかなか進まん・・・・・・)
牧(ちゅうかこっちの案より●●の案のほうが・・・)
牧(こっちの案色々手間かかるみたいやし)
牧(安藤忠雄流こだわりェ・・・・・・)





完成:

牧(・・・・・・)
安(・・・・・・)
竜(・・・・・・)






大人が悩み、大人が夢を抱き、大人が試行錯誤して、大人が言葉を忘れる。



それが家を建てるという夢。





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最終更新日  2014.08.05 10:39:26 コメントを書く


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