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長押綴

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2017.02.09

ＡＩと親子の責任問題。/鬼徹・デジタル亡者一号問題/多分答えは出ない

カテゴリ：煮

モーニング11号の鬼灯の冷徹208話「デジタル亡者一号問題」が面白かったです。

●デジタル亡者問題
呪い人形＝つくもがみ＝ロボットに宿る魂？＝デジタル亡者一号機。
造られた知能が意志を持ち感情で行動するかどうか。
そしてアトムがもし罪を犯したとき我々はアトムを裁くべきか天馬博士を裁くべきか。

そこで話は一旦終わっていますが、これ一旦終えないとずっと続きそうな問題でもあります。

ロボットの責任とは何か。道具に責任はあるのか？
道具を壊せば済む問題なのか、それともそれを使った人に責任があるのか？
例えばブレードランナーでは全てロボットの責任だからロボットは殺せ、

ロボット、造られた者の意志が「プログラミングされた本能」だとすると、
「この種を食い殺せ」とプログラミングされた地球上の生物の総意から生まれた寄生獣もその中に入るかな。「我々は何の為に生まれてきた」と繰り返し問いかけている。

「元々優しい子なんです、だから殺さないでください」の元々、も曖昧。ロボットだと更にそこらへんが曖昧。
ＤＮＡか、スリコミか、教育か。インプットはどこからやってくるのか。材料はどこにあるのか。得た材料の調理方法はどこで学んだのか。アウトプットが罪ならばどこに責任がいくのか。
プログラミングがＤＮＡなら、スリコミと教育が自己学習なのか。
そもそも責任ってなんだ。口出ししないことなのか。教え直すことなのか。殺すことなのか。
生みの親と育ての親問題とか。産んでくれ育ててくれとは頼んでない問題とか。
育てる側は単に生かすことも大事だけど、生き方を教える事も大事とか。
「本能」は種の祖先が親で、終着点として今生きている人が子、教えられる側という感じとか。
そういう教育を施されていたなら教える側が罪なのか。
生き抜くために他の者を殺さざるを得ないというのは罪なのか。

まとめきれない。

＊＊＊＊＊

７ＳＥＥＤＳの「問題児安居を壊れた人間にしたのは誰か？責任を負うのは誰か？」問題とか、実行犯と知能犯問題とも重なりそう。実行犯の方がある意味裁かれやすい立ち位置には立ってるんだよね。だって拒否する自由があるんだから。信じて流されたのは自分なんだから。
「ＧＧＧ」とか「模倣犯」とか「ザ・ワールドイズマイン」とかではどっちも先に引っ張っていった側よりも、実行犯の方が先に裁かれる。これらの話では知能犯の方はそのままでいいんですか？みたいな問いかけもされるけど、されないこともある。特に教えた側が一人でなければ。
自分が決めたことはどこまでが自分の意志なのか？

純粋培養はそういった選択肢や、判断する為の知識の範囲を狭めているのではないか？
ロボットでは更にそれが顕著なのだから、より一層当人ならぬ当ロボットは裁かれるべきなのか？
そもそも裁かれるのは何の為だ？

っていう問題に発展しちゃったりとかね。

新たな問題を起こさないためだ、とも言うけど、それが人によって価値観の変わる問題だったらどうなるの…とかね。

悪意なく起こした問題は罪なのか、とかね。

……この問題に言及するには私の中へのインプットは少なすぎたようです…。頭がプスプス言っているので言うだけ言っといて無責任ですが、また今度。

＊＊＊＊＊＊他モーニング＊＊＊＊＊＊

●カバチタレの新人研修が地獄。
これもある意味教育問題。別名田村先生ブチ切れ編。
しかし学びたいという姿勢はかっこいいと思うけど、他の所に回すのもまた知恵っていう捉え方はできないのだろうか？って思ってしまうな。行政書士側としては、他の所に一任は出来ないけど、協力はできるからとこれから工夫していくのかな。

あとへうげもの。あの凧かっこよすぎ。
螺旋形は基本的にかっこよさとして反則級の強さを持ってる。

きんかん酒作りたい。うちのおばあちゃんちにきんかんが生えてるけど万人向けの味じゃないから誰もとっていかないっていう。

＊＊＊＊

ギャングースの最終巻、2/23に発売みたいなので買いたいところです。
ギャングースの場合は親に期待押し付けないけど親の側もあんまり期待押し付けんなよ、こっちは勝手に生きていくさ、みたいな野良猫魂っぽい所がよかったです。特に兄に対してツンツンツンデレな妹ちゃんとかな…。クロ號の妹ちゃん思い出す。
野良猫の美学、無頼の美学か、醜くても汚くても辛くても縁や愛や誇りや責任の話を考えるか。
人間ならば後者と言うべきところなんだろうけれど、後者でどうしようもなくなったら前者にシフトして、狭い世界でも地べたの世界でも取り敢えずは生きる。それも一つの選択なんだろうな。

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