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長押綴

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2018.11.29

読んでる途中で地雷踏んだりちょっと合わないな…ってなって離れた話が少し経って読むと「えっ！？好き…」ってなること結構ある。

タイミングの問題だったり、性癖に目覚めてなかったり、地雷の克服だったり、作家さんのスタンスが地雷を上回るほど好きだったりする場合そうなる。

・高校でびゅう：はじめあだしのくんのこと怖いと思ってたしこなみくんのこと弱いと思ってたけど、あだしのくんが自分だけではどうにもできない、彼だけのせいじゃない弱点を見せ始めてこなみくんが強い優しさを見せ始めてからとても好きになる。最推しはけんすけくんですが。
下巻中盤からのどんでん返しが本当にすごい。表紙も神。作者さま絵師さまありがとうございます。
ここからネタバレ

かっこいいものにあこがれる気持ちも、それになりたかった気持ちも、奪われて悔しい気持ちも、与えることで余裕ぶりたい気持ちもわかるだけにつらい。

・高座と鹿波：はじめ高座くんが性格悪くて苦手だったけど、なんだかんだ鹿波くんにきっちりやり返されてたり、鹿波くんが時々満更でもなかったり、高座くんが調子に乗るたびに痛い目に遭って、それでも自分で良くも悪くも工夫をして頑張っていくところが可愛く見えてくる、というかラッキースケベ×暴力ヒロインに見えてくる。
・不可侵領域：数年前読んで、登場して割とすぐ裏の顔を見せる当て馬も警戒しきれてなかった主人公もあまり好きじゃないなぁと昔の私は思ってたんですが、読み返して主人公がなついた理由とか弟を引きずり込んだ理由の中になかば自業自得の孤独感とか後ろめたいからこその楽しさとかかっこつけたいけど深いところに踏み込まれたくない相手（女子）が居るからこそ逆に高まる絆とかそういう所に萌えはじめている現在私としては、「多少ちょっと雰囲気が不穏だろうが依存・信頼している以上そこを見て見ぬふりしてしまう主人公可愛いじゃん！！！？？？」ってなってます。

・35歳からの楽しいホストクラブ：年上受けRもの探してるときに出会い、物足りなくて一旦後で…となったけど、色々なことに疲れて読んだらめちゃめちゃ癒された。むしろRじゃないからこそいい。ほんわか少しコメディな空気に癒されるし主人公がかっこいい。
そういうかばい方普通しないよぉ…不器用だよ…でもきっちり相手をかばえてる…でも幸助さんの背中ぼろぼろじゃん！！！？？？？？って泣いてる。

以前読むの後にしようと思ってた自分のままで読まなくてよかった。君には勿体ない。

・小金井と八王子：小金井くんが初手夜襲しかけてきたの読んで後にしようと思ってた。八王子君がここで言葉だけで丸め込むって知らなかったんです。しかも言葉のマシンガンが主力武器だと思ってた八王子くんが後からカーアクションも銃撃戦もこなしはじめるなんて知らなかったんです。もっと早く言ってよ！！！！？？？？と謎に切れてます（理不尽）……ド性癖。小金井さんのこともはじめ行き当たりばったりで行動するチャラ男だと思ってたけど、駅の時とか結構しっかり計画準備して覚悟決めて行動起こしてるので好きになりました。
あとお兄さんが最初きっついなこの人って思ってたけど途中からどんどん心配性ブラコンみを隠せなくなってきていたのと、本当にちゃんと心配してもいたっていうのと、仲良かった昔の話を読んでめちゃめちゃ涙腺に来ました。

最初の方で合わないなって思ってしまうとその後のギャップ萌えを食べられないのが勿体ないぞ過去の自分…でもお前はまだ社会を知らないから勿体ない…子供にこの味は早い（酒飲みながら）

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