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娘の理解力というのは、小さい頃から変わらないが、 蛍光灯のようだ。
理解してしまえば定着するのだが、そこまでに時間がかかる。
一方長男はひらめきと持ち前の要領の良さがあり、
最短でたどり着くタイプ。
長男は習い事も塾も行っていないので、秀でたものは特にないが
そこそこ困らない程度にこなしてきた。
娘はピアノを習っているし、学習教室に通ったりしていたのに
何でも人一倍かそれ以上の 努力がいつも必要だ。
今娘は受験生で、長男のマネをして塾には通っていないが、
やはり自力では無理があるので、長男が家庭教師役を不定期で務めている。
二人で、社会科の問答をしている。
「請願権! 」
「なんでそれを『さいがんけん』と読めるのさ…」
「男女〜男女雇用…なんだっけ❓」
「きかいってどういう字❓きんとうって❓」
長男は一問毎に頭を抱え、私に意見を求める視線を送ってくる。
こんななので、どうしようもない学力かというと
娘は受験には持っていた方が良いからと受けた、
漢検2級、 数検と英検3級は合格していたりする。
社会科だけが苦手とかそういうことでもなく、
学校での社会科の成績はなぜだか最も問題なかったりする。
なのに 模試では、士族、20歳以上、平民のキーワードで徴兵制を説明せよ
という問題に、
20歳以上になったら、平民は士族になれる、と真面目に答えたりする。
かなりの不思議ちゃん。
娘の答案を見ると平成教室委員会のよう。
北野くんの答え!くらいになってくれると良いのだが。