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滝廉太郎は竹田市ゆかりの作曲家。彼の作曲した「荒城の月」はご当地の名曲として私たちも演奏する機会が多い曲のひとつです。が。いつも疑問に思う箇所があります。はるこうろうの はなのえんの「え」の音について、です。ミミラシドシラ ファファミ「レ」ミ(イ短調の場合)が一般的な楽譜ですが、これは後に山田耕筰が編曲したものであり、滝廉太郎のオリジナルでは「レ#」なのです。・・・ここまではよくきく話です・・・実際シャープをつけて歌っているのをきく機会はあまりありません。半音低い「レ」の音に耳が馴染んでしまって、シャープがついた音階の方が違和感を感じます。滝廉太郎はなぜシャープをつけて、山田耕筰はなぜはずしたのでしょう?イ短調で考えてみます。ちょっと専門的なお話になりますが、音符をひとつひとつ見ていくと、第7音(ここでいうと「ソ」)が出てきません。日本の特徴的なヨナ(4番目と7番目の音)抜き短音階に近く、その第4音が「レ」にあたるのです。ヨナ抜き短音階の曲、たとえば。♪なっかよっしこみちはどっこのみち♪・・・とか。♪じゅうごやおつきさん ごきげんさん♪を鼻歌で歌ったり鍵盤でイメージしてみてください。歯が抜けたようにふたつの音、「レ」「ソ」が登場しないでしょう?そうした音階を使用することで「荒城の月」に日本人の伝統と格調の高さを持たせようとしたのでは?そして山田耕筰はそのシャープをつけた音階が本来の日本の旋律に存在しないということに違和感を覚えて、半音下げたのでしょう・・・・・・ということを今日、知りました。エラソーに書いておりますが、元ネタはBS「おーいニッポン 私の好きな大分県」でござる(^^;)この件について竹田の方が解説を述べられていたので耳をそばだててきき、さらにネットで調べてみました。長年の疑問がひとつ解決しました。参照ページ
December 3, 2006
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…暑いですねぇ…。…ホント暑いっすねぇ…とボソボソ言いつつしずくをぽたぽた落としつつ、肩を落として背中を丸め、ガリガリ君食べてるおぢさん、じゃなかった、中国の動物園のマントヒヒです。人間ぽすぎるヤフーのニュースよりこの画像を見ていたらしょーもないことを思い出しました。私がマンドリン部に入部した頃、妹は「マンドリル、マンドリル~」とバカにしていました。わたしは「それはマントヒヒの間違いじゃ!」と言い張りましたが、「マンドリルという種類のサルがおるのじゃ!」と妹も絶対退かないのでした。:::わたしまけましたわ:::オナガザル科マンドリル属マンドリル。マントヒヒがシルバー世代の哀しいおぢ様を思わせるのに対し、綺麗だ・・・そして、これは、私が現在使っているのとグレードもたぶん同じ、大野マンドリンです。べっ甲が貼ってあります。弦は複線で4組8本。低い方からG-D-A-E、ばよりんと一緒の調弦です。膝に置くとすっぽりお腹におさまる大きさ。はあとの形をしたピックで弾きます。ピックの材質は色々。以前はべっ甲しかなかったのですが、べっ甲が少なくなって値上がりしたのと、同じような感触のプラスチック製のものが廉価で流通してきたので、私はそれを愛用しています。もはや、べっ甲のピックは硬すぎ、それでは弾けない身体になってしまいました(笑)ピックの大きさや硬さ、先端のとがり具合によって、音色が微妙に違います。あ、もちろん!(どんな楽器でも言えることでしょうが)奏者によって同じ楽器でも音色は全然違うのが不思議です。
July 7, 2008
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この曲を知らないマンドリン関係者はゼロだと断言します。マンドリンのオリジナル曲で人気投票をすると、常時ベスト5に入るであろう人気曲です。端正でありながら不思議な音の組合せに変拍子、打楽器も入って華やかなこの曲ですが、のみこむまで奏者は骨を折ります。でも弾きながらゾクゾクぞわぞわする瞬間があります。それだけの魅力があるということ、観客にもそれは同じかと。現在の日本のマンドリン界の第一人者の作品が、ドイツ・ハンブルグで演奏されていました。それだけでもすごく不思議で感動的なことです。 が! このビデオには、それをはるかに上回る感動 (いや、ツッコミどころと言うべき?)がてんこ盛りです。 あらかじめお約束を。 この曲の演奏の解釈表現云々はこの際なし&無視でお願いします久保田孝作曲「舞踊風組曲第2番」指揮者が(よりによってこの曲の)パーカッションをすべて担当、 マレットでタクト振ってると思いきや、 次の瞬間ポジション移動してタンバリン叩いてるし、 カデンツアが終わって最初のテーマが出てくる直前、 大きく振りかぶり、息を吸ってぇ~~~~っっ… タンバリン 私はこの瞬間、涙がチョチョ切れそうに笑っちゃいました。 悪いけど、タンバリンに入るときは、どこもネタです☆ 曲が終わった時、PC画面に向かって思わず拍手!!やったぜと満足げな指揮者さんですが、 海坊主というか、怪しげな香港マフィアのようです。 さすがに指揮者だから、次はどの打楽器に行けばよいのかは、 完璧に頭に入っており、冷静に演奏なさる、素晴らしい。 マレットが転がっていっても慌てない動じない。予備があった。 パーカッショニストの応援が頼めず、自らすることになったのでしょうか。 いざとなったら、オレが全部やっちゃうもんね~という前提でこの曲を、 それほどしても彼(ら)はこの曲が演奏したかったっ。 ドイツにもアツいマンドリン野郎がいるのだ、ぶらぼー 遠い日本のはしっこで、こうして感動していますよ もし、私がこのオケ団員だったら… イスから転げ落ちるほど笑っちゃって演奏は不可能と思われます
July 12, 2008
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