ちっぽけに、ぼけら~っと

ちっぽけに、ぼけら~っと

HAND MY ADDRESS 2006 八王子



「HAND MY ADDRESS 2006」八王子市民会館

いつものように舞台の幕はもう開いている。
気になっていたセット。薄暗い部屋。
向かって左側に棚。ビクター犬やウクレレ
以前のグッズの目覚まし時計
写真や絵?なんかが並べてある。
手前にピアノ。
右側には大きなブラインド
ソファー、テーブル、小物楽器。
右端の棚の上のほうにピエロの人形。
中央にサザンジャンボ、エレキそして
ライヴ用に改造したと何かに書いてあった
MARTIN D-35。どんな音かなぁ。

「バチン」部屋の灯りが点く音。

キタローさんが向かって左から登場ベースを弾き始め
次にゲンタさんが登場。ドラムをかぶせていく。
JAZZ風なのかな?ちょっと大人なオープニング。

テクテクテク・・・相変わらずもそっと登場、山崎さん
観客の拍手、声援を受けつつハープで曲に入る。
(アイスグリーン色のTシャツ、トリコロールのカントリー)

いい感じだ。体がもうリズムに乗りたがっている。

(ところで、メガネしてないぞ?)

「NAVEL」
おお!静かに始めるのか、ドーンと始まるのか
やっぱり、トリオだもの。これで一気にひきつける。
会場が始めっから「立ち」モード
(曲通りのクラップはやっぱり望めないのかな。)

「陽気なゴースト」
続けて始まる。アルバムの中でも聞きたかった曲。
キタローさん忙しそうだしやるかなぁと思ってた。
くちトロンボーンのキタローさん。
間奏で本物のトロンボーンが出てきて
キタローさんがおもむろに口に当て・・・
「ぼぉふ」とやっただけで返したところに
 山:「終わりかいぃ!!」

MC
山:え~八王子まつり・・・あ。
  HAND MY ADDRESS 2006にようこそ
  お越しくださいました。
  今日は八王子祭りということで
  浴衣の人も多く・・・ないか。
  終ったらそのままなだれ込むのか?
  なだれ込むのでしょうか。
  アルバムができあがりましてぃ
  ま、「ADDRESS」ということで
  部屋に遊びにきたつもりで・・・
  オレの部屋もだいたいこんな感じだから!
客:「え~うそぉ~(笑)」
(ってかんじだったな。うん)

「Long yesterday」
さらに続ける。ギターが奏でるインロト。
うわぁ~これが聞けるんだ~と思い切り顔がゆるむ。
・・・うっとり・・・

「メヌエット」
ここで、マーティン君が登場しました。
うーん、シャリシャリした音?乾いた感じ。
いろんなところを旅する吟遊詩人ですから
時に湿った音で、時には乾いた音で。

「十六夜」
十六夜の歌い方は格別ですね。
イントロが聞こえた段階で歌いだしにドキドキします。

「Super Suspiction」
え!これかぁ!また色っぽいのを(笑)
前回のトリオから3年?
これを聞かせてくれるかぁ~

ここで一端キタローさんとゲンタさん退場。
(キタローさんがいちいちブラインドを開けたり
閉めたりしてましたけど、なんのためにか
イマイチ分からなかったわ)

MC
山:暑い・・・
  え~このピアノはYAMA(DA?田?)ピアノなんです
  僕はお酒を飲むと山田くんになるようで
  (文字をいじりつつ)だからYAMADAピアノ
  ・・・ちょっと触れたかっただけです。
このへんで1回座ったかな?
(このピアノの文字が直接見れるお客さんは
そんなに沢山はいないだろうね。
ところでこのピアノ、例のアップライトピアノでしょうか?
側面の飾り彫りもキレイな小ぶり(に見える)素敵なピアノ。)

「8月のクリスマス」
いやぁ。ちょっと前にあの地に赴いた者として
自然に、涙が・・・。やわらかい音。
やっぱりエレピとは違う。曲の表情が増します。

「ピンポ~ン」チャイムの音。
山:「あ、どうぞどうぞ~開いてるから~」
キタローさんとゲンタさん
ジュース(しろっぽい半透明にみえた)と
ポテトチップを持って登場。
山:「あ、ポテトチップ・・・」
「しばらく・・・」だとか「印税が入った」だとか
ソファーに移動しながらなのでマイクのかげんで
ちょっと完全には会話はわからなかったけど
久しぶりに遊びにきジュースで乾杯の様子。

「未完成」
キタローさんもギターを持って
ゲンタさんはコンガを軽く叩く。
コンガとか叩けるドラマーって意外と少ないって
なにかの本に書いてあったな。

山:「フォークジャンボリー!」(って2回ほど叫んだ。)
(昔、山崎さんが生まれた頃
そういう名のフェスみたいなのがあったのだ。
今もあるのかな?
どんなことが行われてたかは
子供だったので知る由もないが)

山:ずっと家で作ってたんですけども
  近所から苦情がきましてね・・・
  ドアに張り紙されてました。
客:なんて書いてあったの~
山:えっとね、
  『深夜のギター、ピアノ、歌はやめてください』
  ああいう、張り紙は落ちるね、ぜったい落ちてる
  歌声で許してもらえると思ったんだけどなぁ~
  そんなことはありませんでした

(そりゃ、あなた。許したいけども、ねぇ
ファンなら毎晩の事に目も耳も瞑ろうが・・・
引越ししたり、音響そろえたっていうから
とっくに防音設備ばっちりなのかと思ったよ
でも、何かで外の音が録音中に入ったりとか言ってたね)

「ADDRESS」
背景に木々が映る。(でも。。。微妙。)
初日にして、声がよく伸びる。
気持ちがいい。・・・うっとり・・・
ちょっと歌詞おかしかった?
ゲンタさんのほうチロっとみて苦笑いしたような。
(30歳過ぎて、そういうことも多くなる?)

ゲンタさんが「波」の音を出す。
(木箱に小豆が入ったアレ)
でも、腰つきがヘンだ。

「ビー玉望遠鏡」
やっぱり夏はこれだねぇ~
楽しくなるもんねぇ~。ボサノバだよ!最高!
途中「低気圧ボーイ」をサンドイッチ
(今後秋、冬とここは変わっていくのかな?)

妖怪小豆洗いゲンタのヘンな動きにばかり
目が行ってしまったじゃないか!!
笑いがおさまらぬうちに

「全部、君だった」
せっかくのしっとりなのに、
まだ笑いがこみ上げて・・・
ちょっと哀しい湿った歌詞には
エレキの乾いた音が救いとなるのですね
ちゃんと聞けなくてごめんなさい、山崎さん。

キ・ゲ:なんか花がないよな~
    女っけないし。よしナンパするか!
いきなり左通路に向かう2人。
1人ずつ女性の手を引いてあれよあれよと
ステージに上げてしましました!

こ、こりゃ~おったまげた。

1人にはなすびを、もう1人にはお花ちゃん風カツラを
それぞれ付けさせ、鈴を持たせ
山:れんしゅうね(嬉しそうに)
なすびさん、キタローさんは床
山崎さん・お花ちゃん・ゲンタさんはソファー

「中華料理」
時々なすぴさんやお花ちゃんにマイクも向けられ
一緒に歌います。すごいなぁ~すごいなぁ~

ポラロイドで写真もとってもらって
しっかり握手して、ステージを降りる彼女達。

会場中が「いいなぁ~」
実際問題、年齢がまずそれを阻み
羨望、嫉妬渦巻く中ステージに上がる勇気も
全くないので、FCイベントのような演出に
少々ビックリはしましたけども。
素直に「いいな~」の言葉が出てこない自分にショック。
ああ、若いって素敵なことね・・・

「道化者のチャーリー」
まだ、周りの興奮が収まらぬ中
静かにはじまりました。1人ギターで。
あの右端の棚のピエロはチャーリーだったのね
チャーリーにピンライトがあたっています。
淡々と歌われるそれに、先ほどの興奮が
静かに、静かに、消えていきます。

ドラムにゲンタさんが座りますが金髪です
ゲ:あら、チャーリー
  今までどこ行ってたのよぉ
  ゲン子、ご飯も食べてないで探したのよぉ
山:あ~オレが作ってやってたからねぇ
ゲ:まさか八王子にいたなんて
  お腹すいたわ。なにかおごってよぉ
山:八王子まつりということで寿司でも
ゲ:なんで寿司なのよぉ寿司はイヤ!
山:じゃぁ八王子まつりということで焼肉でも
ゲ:焼くのは好き。だけど焼肉はイヤ!
山:じゃぁ八王子まつりということでイカ焼きでも
ゲ:イカ焼き・・・焼くのは好きだけどイヤ!
山:焼くのは好き。焼く・・・焼く・・・

「パンを焼く」
(しっかし、文字にすると長いフリ)
今回は今までよりテンポが速い
当然、早口言葉も高速。
無理です! 

「Fatmama」
なんか今回は特に手振りしたい気持ちじゃ
なかったのです。ごめんなさいねぇ隣の人。
でも、かっこよかったことには代わりがないのよ。

「長男」
ちょっとテンポの速い長男。
It's so blue~で、ライトが蒼くなり・・・
(そうさ。生きるってブルースなのさっ
と訳のよく分からないことを想う)

「アンジェラ」
ほぉ~エレキですかぁ~
色っぽさが増します。かっこいい~
このアレンジのほうが好きかも。

「晴男」
れっつめいえびばりげとぅぎゃーだー
なんだかこんな日本語耳をお許しくだしゃい
この英語の部分から始まった。
ああ、天井あるけど関係ないさ!
沢山の人がいるところで聞くと
なおさら気持ちがいい。
自然と手振りも出来た。
どこまでも、声が伸びる本日の山崎さん。

らーら、らーら、らーららーらら
繰り返すうちに舞台からはける3人。

らーら、らーら、らーららーらら
途中でやめるわけにはいかない状況 。

ど、どうなるんだ?と思ってたら
急いでお着替えしたんでしょう
ツアーグッズの中の黄色のTシャツ
ゲンタさんたちは指紋プリントのを。

観客のコーラスに合わせるように
晴男の伴奏からいいタイミングで

「セロリ」
同じレゲエ。つなげ方が気持ちいい。
実際コード進行とか似てるんだろうか?

「月明かりに照らされて」
ほぉ~ここで、この曲なんだ。
なんだか手振りされるの、ホントは嬉しいのかな?
と思って、後半はやってみた。
そう。べつに出来ないわけじゃない。
したくない気分の時があるだけだ。

キタローさん、ゲンタさんを紹介して
去っていく時、丁寧な(?)お辞儀をしてゆく


山:11年目、ここからまた始まります。
  またこうして曲を書いていこうとおもいます

「バス停」
乾いたエレキの音が流れ出します
つつーっと涙が(くっ不覚っ!)
最後まできれいに伸びのある声。

あぁ~やっぱりずっと好きでいられる

丁寧にお辞儀をし、去っていく。
・・・「バチン!」照明が唐突に消えた。
ブレーカーが落ちたかんじ?

そうか。もうお部屋から出たんだ。
必然的に「アンコールはなし」の状況。
会場アナウンスが流れ明るくなった。

・・・静かに終った。
物足りなく感じるひともいるかもしれない。
でも帰り道も心の中に静かにそっと
山崎さんの温かさが残っていた。

~~~~~~~

結局、アルバムの曲全部やったかな。
トリオだと山崎さんも心なしか
安心して、楽しんでいるようだ。
最後まで「メガネ」なし。
一応譜面台はあったけど。
メガネなしでもいいってこと?
それとも、〇〇〇〇〇〇〇〇デビュー?


<セットリスト>
NAVEL
陽気なゴースト
Long yesterday
メヌエット
十六夜
Super Suspiction
8月のクリスマス
未完成
ADDRESS
ビー玉望遠鏡
全部、君だった
中華料理
道化者のチャーリー
パンを焼く
Fatmama
長男
アンジェラ
晴男
~~~~
セロリ
月明かりに照らされて
バス停




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