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パート先にいた大学生の女の子が、今月でバイトを辞めることになった。娘のように接してきたせいか、胸のあたりをビューッと地吹雪が吹いた。その日も、いつも通りに一緒に仕事をして、いつも通りに冗談を言って、いつも通りに笑って帰ろうかと思ったら、「一緒のシフトはきょうが最後でしたね」と言われた瞬間、そこが職場(キッチン)ということも忘れて思わずハグしてしまった。彼女も照れながら私の背中に腕を回して、ポンポンと叩いてくれて、ふ~・・・とお互い顔を見たあと、ふと振り返ると若き店長が立っていた。「オレが辞めるときもそれやってね」・・・考えとく。
2018年01月31日
とりあえず家に向かって車を走らる。 まじめに生きてるのにな~、なんでこうなっちゃうんだろうな・・・ 信号待ちで前車のブレーキランプをぼんやり見つめながら(小説っぽい)、これまで我が身に降りかかった災難の数々を思い返す。しかし、現実と言うのは、”起きることがただ起きただけ”で、人間がそれについて勝手に意味づけして、勝手に喜んだり悲しんだり苦しんだりしてるだけというのが真実だ。人生なんてそんなもんだと少し気を取り直してスーパーに立ち寄る。 アボカド、ホウレンソウ、豆腐、納豆 これを薄味で食べれば文句はいわれないだろう。あれから2週間。ドクターが「ちゃんと減塩すれば、1~2日で血圧下がるから」と言ってたとおり、翌日からぐんぐん血圧が下がり始め、一週間で正常値に戻ってしまった。塩の摂りすぎ恐るべし・・・という体験。ああ・・・ドクターのドヤ顔が目に浮かぶ。
2018年01月30日
この件に関して、担任と私のどちらが正しいのかという議論は無意味だとわかっている。何が良くて何が悪かったかは、 人生の最後にならないとわからないからだ。だから、担任の意見に従わないと決めた私がやるべきことは、担任が抱いている不安を少しでも解消してあげることだ。担任の不安というのは、 ”自分の指導が間違ったせいで、高校へも行かれず就職もできなかったと、保護者から責任を追及されること” なのだから、一番いいのは 「実はうちも資産家で、この子が働かなくても食べていけますから、オホホ・・・」 と言ってあげることだが、家庭調書でバレバレなのでそうもいかないので、 「高校進学できなくても、就職できなくても、全部親が責任を取ります」 と言ってあげること、いや待てよこの担任なら「それなら一筆書いてください!」と言われるかもしれないな・・・などと考えているうちに年度が替わり、担任も替わり、担当学年も替わったので、一気に接点がなくなった。 あれから2年。 「1年の担任にも合格の報告に行ったら?」 と提案したが、三女は首を縦に振らなかった。
2018年01月28日
きょうの記事は、三女が中1のときに書いたものですが、今まで投稿できずにいました。 《平成27年12月》 先日の三者面談で、席に着くや否や、担任(国語)が開口一番に言った。 「娘さんは特別支援学校に行くレベルです」 これが、寝耳に水というわけではない。三女が授業中に答えがわからなくて、その場で涙ぐんでしまったという話は、この担任から一学期にも聞かされていたからだ。確かに、会話や文章を読み解く力においては、同学年に比べて劣る。国語力が他の教科の理解にも通じるわけで、それが足りないとなれば特別に教育することが必要であるという意見に異論は無い。しかし、わからなくて泣いてしまうということは、「自分はわかっていない」ということが「わかっている」ということだ。 それだけでも大したもんだ!それに、入学以来一度も「学校に行きたくない」と言ったことがないんだから、よほど学校が楽しいに違いないし、教室で泣いてしまうような失敗を経験できるのも、学校の持つ重要な意義ではないか! ・・・と考えていた。さらに続けて担任は、今学期に三女が立候補して引き受けてた図書委員について、「2年生になったら委員はやらないほうがいいです、仕事が難しくなりますから」今現在、三女が委員会活動で問題を起こしているならその話もわかる。でも、そういった説明もないままに、「やらないでくれ」という権利はあるのだろうか?何より教育者として、本人を前にして言うことではないと、思わないほうが問題だ。余程、三女のことが心配(もしくは嫌い)なのか、暖簾に腕押しの親(=私)に業を煮やしているかどちらかなのだろうが、さらに担任は、「以前の中学校で、同じようなお子さんがいたんですが、その子の場合はご家庭がゴルフ場を経営していて、将来働かなくてもいい環境でしたから、勉強ができなくても通常学級にいてもらって構いませんでしたが、お宅はそうはいきませんものね」えっ・・・日本の教育現場って、家庭の財産の多寡で進路指導を変えるの!?いや、そうは言っても担任の言いたいこともわかる。いずれ働かなくてはならないのに、通常学級にいたために十分な指導を受けられず、そのせいで職に就けなかったら大変だと考えてくれているのだ。確かに、そのとおりだと思う。しかし、支援学級に行ったからといって、必ずしも希望する職種に就ける保証はない。それに、現時点で私が支援学級への転校に踏み切らない理由のひとつに部活のことがある。入学してすぐに、三女は自ら熱望して陸上部に入った。陸上部の顧問には、三女の健康状態や、指示がすんなり伝わらないこともあるなどの情報を提供し、顧問はその上で指導してくれると言ってくれた。そして入部して数か月たったころ、顧問から、「入部当時はちょっと心配でしたけど、ずいぶん動きが良くなってきましたよ」と言われ、私の目にも、少しずつ三女の成長が感じられるようになってきたからだ。何より、三女自身が積極的に参加している部活を、担任が心配するような将来が来るかどうかもわからない理由で取り上げ、それによって傷つく三女の将来こそが、私には心配でならなかった。人生というのは、日々の生活を「将来の不安を払拭するため」に生きていると、結局、5年後も10年後も、いつもその先の不安を消すための人生になってしまう気がしてならないのだ。最後に担任は言った、 「どうしてもこの学校にいたければ、他の生徒とは違う対応にはなりますが、卒業まで幸せに過ごさせてあげる自信はあります。でも、3年生になったときに”こんなはずじゃなかった”ということをおっしゃらないようにしてくださいね」担任と私との間には、大きな溝を感じずにはいられなかったが、 「娘を気にしてくださって有難うございます」 と言って、そのやりとりを横でじっと聞いていた三女と教室を出た。 (つづく)
2018年01月27日
推薦入試で早くも高校に合格した三女。「胆道閉鎖症」という、一万人に一人と言われる難病を背負って生まれて15年。そして来月には、肝臓移植してから12年になる。12年前といえば、トリノオリンピックの真っ最中。移植手術が行われたのは、荒川静香が金メダルを取ったちょうどその頃だった。三女の担当になった若き外科医は、オリンピック観戦どころではなく、三女の術後管理に心血を注いでくれていた。その主治医が、その後荒川静香と結婚することになろうとは、本人はもちろんお釈迦様でも知らぬホトケのお富さん状態だった。 三女が合格した高校名を見ていてふとあることに気づいた。三姉妹とも”花”に関係ある高校だったということ。 長女=芙蓉次女=梅三女=桜 ああ、サクラサク。
2018年01月24日
タイトルは「ぜろえんしょくどう」です。(わかるか・・・)脳神経外科でMRI検査の結果。 異常なし じゃあ、この異常な血圧の原因は!?そこはかかりつけのクリニックに行くしかない。すると、ドクターは一言。 「塩分の摂りすぎ」 「塩分だけでこんなに血圧上がります!?」 と食って掛かる私。先生はのんきなこと言ってるけど、去年の健康診断で「不整脈があるね」って言ってたじゃない!きっとそれだよ!!!これで私に何かあって手遅れになったら先生のせいだからね!! と心の中で思いつつ、にこやかに渡された『血圧管理手帳』を持ってすごすごと診察室を出た。 (つづく)
2018年01月22日
最近のテレビ番組で放送された、「お祝いのお返しにお茶を贈ってはいけない」というのが話題になった。お茶のお返しというのは、葬式を連想させるからという理由からだ。ところが、老舗茶屋からこんなつぶやきが。 「昔からお茶は、いいことのしるしとしてお祝い事に贈られてきました」 実は、私もお祝い事にお茶を贈ったことがある。それは、”マナーにうるさい”と評判の、元夫の親戚の娘が結婚すると決まったときのこと。当時住んでいたのは”茶どころ”で有名な地域だったので、近所に何件もお茶屋さんがあり、よく行っていたお茶屋さんに相談すると 「うちは皇室にお茶を献上したことがあって、そのときに使った茶筒があるんです」 と言って見せてくれたのは、「寿」の文字が大きく入った品のある茶筒だった。 結婚する若夫婦は、仕事の関係でさっそくイギリスに行かなければならないという話だったので、日本茶を持って行ってもらえるし、打ってつけだと思って自信満々で届けに行った。すると、親戚は 「あら、お茶?普通は祝儀には使わないんだけどね」 と一言。 「でも、”寿”と入ってるし、ここは皇室に献上したこともあるお茶屋さんなので・・・」 と言ってみたが、機嫌は直らなかった。私は自分の無知を恥じつつ、しかし気持ちを踏みにじられたことで、以来その親戚とは距離を置くようになった。今、この話題を親戚はどう見ているだろうか。生きてれば・・・の話だけど。
2018年01月21日
朝、起きたら頭が痛かった。そういえば、ここ1か月ほど、軽い頭痛で目が覚めることもあった。なんなのかな~とネットで調べてみ・・・ 脳腫瘍の可能性!? 慌てて実家まで血圧計を取りに行く。血圧を測る。 180/110 まずい!!マズすぎる!!普段102/70くらいの私が、これはどう考えても非常事態だ。そうだ、まずは店長に電話だ。 「180!?それは休んだほうがいいんじゃない?オレが代わりに出るから」 ありがとう店長~~~電話を切ったか切らないかの勢いで車に乗り込み、市内の脳神経外科へ直行。予約外にもかかわらず、たまたまMRI検査のキャンセルがあったおかげで速攻検査してもらえることに。 「では、待合室でお待ちください」 私はバッグからスマホを取り出し、脳外科のある病院と、どのドクターに手術してもらうかを検索し始めた。 (つづく)
2018年01月20日
勤め先のパートを始めて間もない頃、本社から見知らぬオッサンがやってきた。クソ忙しいランチタイムにやってきて、これ見よがしにワイシャツの袖をまくって洗い場に立って、山のような食器を洗い始めた。(すぐに店長から「あの人にあんなことさせられないから早く代わって!!」と耳元で囁かれて私が急きょ洗い場に直行したわよ)そのうち、そのオッサンがバイトの子に向かって、聞こえよがしに 「いつも頑張ってくれてありがとね!!」 と声を掛けた。 まあ、ここまではいい。そのあと私に向かって 「あの子、本当にいい子だよね!!」 知らんがな 評価するのはそちらの勝手だけど、勤め始めて間もない私に、いや、他の従業員の誰にも同意を求めてはいけないのよ。誰だって頑張ってるし、誰だって認められたいのに、なんで上司の評価に部下が半強制的に同意しなきゃいけないの?その子を褒めたければ、その子と二人だけのときに 「いつも頑張ってくれて有難う、頼りにしてるよ。」 と言えばいいだけ。人の使い方を知らないんだな。
2018年01月12日
計算すると、現代人の先祖(どこから数えてるかわからなけど)は、600万人いるんだそうな。そうなると、今「自分」だと思っている体も思考(脳は体の一部なので”体”に入るけど)も、実は600万人の単なる寄せ集めだということがわかる。寄せ集めに過ぎないのに、 「自分」の権利主張「自分」の承認欲求「自分」の嫉妬「自分」の欲望 なんかに振り回されている。いとをかし。
2018年01月11日
アフリカを出発した我らが祖先。大きく分けると、ヨーロッパ方面、内陸方面、東南アジア方面と散らばって行った(らしい)。その後どうなったかと言うと、ヨーロッパ方面の人はロシアから日本へ、内陸方面の人は中国大陸や朝鮮半島から日本へ、東南アジア方面の人はフィリピンなどを経て日本へ。つまり、アフリカを出発した人たちの子孫は、最終的にみな日本に到達している。ということは、現在の日本人と言うのは、すべての人種が混ざって出来上がっているということだ。 アフリカから最も長い距離を移動しながら進化してきた過程で、より知恵や体力のある人たちが生き残ったからこそ、この極東の島国にあって、ノーベル賞受賞者が多く、長寿大国と呼ばれるようになったのではないだろうか。 しかも、当時、ベーリング海が陸続きだったころ、さらに日本を飛び出した人たちが、アラスカを経て北米に到達したのがカナダやアメリカの先住民族ではないかと言われている(らしい)。確かに、アメリカ先住民(いわゆるインディアン)の顔つきを見ると、髪も目も黒いし、ナバホ族の人の中には、西田敏行そっくりなおじさんがわんさかいる。しかもその西田敏行が 「我々と日本人は感性の部分でとても似ているものを持っている」 と言っていた。 もし、イギリスの侵略移民から迫害を受けることがなければ、アメリカは日本人とそっくりな人たちの国になっていたはずだ。そうでなくても、現代は国際結婚や異人種間の結婚が珍しくないので、ハーフどころかミックスの人も増えている。そうなっていけばいくほど、黒い目(優性遺伝)や黒髪(優性遺伝)が主流になり、何百年後には地球上の人が 「全員日本人みたいになってるよー!!」(←ロッチ中岡風に) てなことになりはしないだろうか。
2018年01月09日
「年越しそば」に続く二匹目のドジョウで、「年明けうどん」なんてものが流行っているらしい。御多分に漏れず、勤め先のファミレスでも元日から年明けうどん絶賛スタート。年末に、どれほどの混雑ぶりなのかを店長に尋ねてみると 「正月三が日の忙しさは・・・”異次元”」 との返答Σ(・ω・ノ)ノ!年が明け、いざ蓋を、いや店を開けてみてみると 「どっからこんなに人が集まって来たの!?」 というお客さんの束が続々と押し寄せてくる。キッチンに絶え間なく流れてくる伝票を見ながら、倍速再生のように料理を作っても追いつかず、果てはどの伝票の料理を作ってるかわからなくなりみんな軽くパニック。そこへ、ホールのバイトの女の子がキッチンに駆け込んできて、汗だくになっている店長に 「お客さんが、”何分待ちですか?”って言ってるんですけど!!」 と尋ねるも 「もう”わかりません”って言っといて!!」 と店長も必死。そのうち、別のお客さんから何かのクレームが入り、事情を聞いた店長が素早くエプロンを取って客席に向かう。店長不在のキッチンでは、店長の仕事が溜まっていく~~~!!早く復帰してくれ~~~!!と思っていると、やっと店長が戻って来て一言。 「お客さん激おこ(^▽^;)」 役職とはいえ、従業員のミスに頭を下げるって大変だよな~、若いのに偉いね店長ぉ~~~(でも、洗い場で山のような食器を洗いながら「見て見て!ハウルの動く城みたいになっちゃってる!!」とか言わないで。こっちもそこそこ忙しいから)
2018年01月05日
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