三つ子のお姫様

三つ子のお姫様

対面



対面

手術の後は昏々と眠りました。
帝王切開の後、傷が痛くて苦しんでいる人を何人も見ていたので
覚悟していたのですが、痛み止めが効いていたのか
時々看護婦さんや医師が来るときに目覚める以外
眠くて眠くて仕方ありませんでした。
夫は午後までいてくれたようですが
子供たちの顔を見て、帰ったようです。
看護婦さんが「あんまり寝ると夜眠れないよ。これでも読んでみる?」なんて
術後の患者用のパンフレットを持ってきてくれたものの
それもちっとも読めず、翌朝まで眠り続けてしまいました。

翌日、お腹の傷の痛みは想像以上でした。
どんどん動くように言われたけど、「うっ・・うそでしょう。」って感じでした。
それでも何とか車椅子に乗っかって
子供たちのところへ連れて行ってもらいました。

NICUの一番奥に番号が書いてある保育器が3つ並んでいます。
手術前に医師が予想していたより、ずっと体重が少なかったので
私は正直、会うのが怖くてたまりませんでした。
NICUの看護婦さんが「すごーくかわいいよお!」と笑顔で言ってくれて
その言葉に励まされるように私はゆっくり保育器の中をのぞきました。
3つの保育器の中には小さな小さな子供たちが
スヤスヤと眠っていました。
本当にかわいくて愛しくて、でもあまりにも小さく、か細い姿でした。
こんなに小さいままこの世に出してしまったことがかわいそうで
やっぱり涙が止まりませんでした。
触ったら死んでしまうんじゃないかと触れることもできず
ただただ保育器の中を見つめて泣いていました。

病室に戻ってから子供たちの写真を見ながら
「がんばってね。がんばって生きてね。」と願いました。
そして私もがんばって 早く体力を回復して、この子たちが大きくなったとき
たくさん抱っこしてあげなくちゃと思いました。



【子供たちの様子】

子供たちの身体には未熟な機能を助けるために色々なものがついていました。
1:ミルクを注入するために鼻や口から直接胃まで入ったチューブ
2:点滴
3:心電図、呼吸、血圧などのモニター



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