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【ポッチコーナー】
ポッチに寄ればあそこにぶつかり、ポッチに寄ればここにぶつかるでしょう??
川に入ろうとした。
つま先を水につけると・・・。
飛び上がるぐらい冷たいので、
川に入るのを諦めた。
自分の気合の足りなさに、
腹も立ったが仕方ない。
次に、
屋上に行ってみた・・・・・。
綺麗な景色だ!!!
肌寒い風が、
気分いい。
ふとフェンスから下を覗くと、
吸い込まれて
自分が思うところと違う所に
引きこまれそうで、
下に下りた。
町を歩いていると、
¥100ショップが目に入ったので
中に入ると・・・・。
今は結構立派な果物ナイフや、
包丁なども適当な物であろうが
銘が打ってあるものまである。
頃合の良さそうな
ナイフを
購入しようとも思ったが・・・・。
切ってしまった時のことを
想像して、
苦手な血が脳裏に浮かび
吐き気がしてきたので購入を諦めた。
そのまま町を歩いていると、
前方に大きな踏切が
見えてきた。
渡ろうかと近寄ると、
けたたましい音と共に
バーが下がってきた・・・・・。
電車や車は、
鉄で出来ていて
温もりが感じられないので
嫌いだ。
そして、このバーがどの位の
重さなのか確かめてみたくなったが
面倒くさくなった。
足が疲れてきたので、
自宅に帰ることにした。
地面から目を逸らさずに、
下を向いて歩いていった。
まるでドラキュラの僕の
せむし男のように歩いた。
家に着くと、
寒さから風呂でも炊こうかと思い。
ガス栓をひねった・・・・。
「シュ~~~~~~」
部屋に戻り、
タバコに火をつけ・・・・。
一息ついて・・・・。
タバコをもみ消す・・・・・。
暫くすると、
咽るような感じがして。
ガス栓を止めにいった。
窓を開け、
ほうきで掃いた。
さて。
どうした物かと座り込んだ。
そうこう思案していると、
気持ちの奥から
湧き上がる気持ちがあった。
何年ぶりだろう!!
素晴らしく強く。
沸々と湧き上がってくるようだ。
自分が何年も無駄にした、
日々をこれから取り戻そう!!
そんな気分になれた。
心の底から
「生きたい!!」そう思えた。
余りにも強く湧き上がる
思いに任せて
家を飛び出した!!
素晴らしい!!
冬の夜は空気が清んでいて、
夜の人工的な明かりが
キラキラしている。
まるで小学生が、
初めて深夜の町を歩くように
新鮮な気分で
闊歩した・・・・・。
「俺はなんてバカだったんだ~!!」
生きてるこの素晴らしさを
今まで断つ事ばかりを考えて
10年近くを過ごしてしまった・・・。
これからは、
その分を取り返すつもりで
清々しく頑張っていく!!
そう思い暗い路地に
差し掛かった・・・・・。
前方から若い男が
フードで顔を隠しながら
歩いてきた・・・・・・。
多少不審に思ったが、
少し距離を置いてすれ違おうとした。
その時!!!!!
男はポケットから、
ナイフのような物を取り出し。
「金を出せ!!!」
何も持たずに
家を出たことを告げると。
どんっ!!
という衝撃と共に、
胸の辺りが熱くなった。
意識はしっかりしているつもりが、
体が倒れこんでいく。
え?????
たったこんだけで???
そう思うのと同時に、
視界が暗くなっていった。
・・・・・・・・・。
気をつけよう
暗い夜道と不審な男。
桂歌丸です。