PR
Comments
かつて熱狂的な巨人ファンだった私は‘さすが桑田’も‘どうした桑田’も
数え切れないほど味わってきた。
グラウンド外での言動には疑問を感じることもあったが、
フィールドの中の桑田は好きだったし、ある種の敬意を払っていた。
ピッチングが駄目でもフィールディングやカバーリング、
そしてバッティングで煌く野球センスは抜群だった。
その桑田が巨人を戦力外になりメジャーに挑戦。
実現性には疑問を感じながらも密かに応援していた。
その桑田がメジャー昇格を果たし、そのデビューをヤンキース戦で飾った。
ヤンキースファンの‘驕り’と思われるかもしれないが、デビュー戦がヤンキース、
それもヤンキースタディアムというのは桑田にとっても‘夢舞台’
だったのではないだろうか。
大差のついた負け試合、これが桑田登板の条件だと思っていたし、
それは私の利害とも一致する。
だからボンバーズが爆発すればいいのだ。
そうやって桑田真澄(実況はマシュミ・クワァタ)がマウンドに現れた。
1イニング目は下位打線で見事に三凡、但し2インニング目はトップからだ。
2アウトをとったあと、アブレイユを歩かせるとエー・ロッドが2ランHRを浴びせた。
悔しいだろうが美しい・・・(^_^.)
日本のマスコミは相変わらず、桑田と松井の対決に興奮しているが、
そんなものは昔の巨人の紅白戦で観られたものだ。
ジーターを三振に仕留める。
現在のHRキングのエロの一発を浴びる。
それがメジャーリーガーになった‘実感’だろう。
桑田が将来自分の野球人生を振り返る時には‘価値ある一発’として蘇ると思う。