33、夢なのか?


暗闇で包まれていて、辺りがよく見えない。
昴天使スバルは、たった一人暗闇に包まれた廃墟の雰囲気を漂わせている神殿の中を歩いていた。
「何で、オレこんなところにいるんだ?」
夢の中にでもいるのだろうか?だとしたら、妙に意識がハッキリしている。
「・・ここは一体?」
そこへ、静かに足音を立て誰かがスバルのいるほうへと歩いてきた。
「!」
スバルは思わず柱の影に身を隠した。
「―アズ―ル様、エンディミオン様が目を覚ましそうですよ」
・・アズ―ル?エンディミオン?
スバルが柱の影からそっとその声の方に顔を乗り出した。
暗闇のせいで顔はよく捕らえられなかったが、背中に生えている黒い翼からすると悪魔なのだろう。しかも年上の。
アズ―ルの傍らには、ダーツの姿があった。
・・あっちは天使かな?でも、凄く神聖なオーラが漂ってる。
「そうか・・」
「―嬉しそうですね、アズ―ル様」
「・・まあな」

「―――夢なのか?本当に。これ」


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