13.旅のむこうに


恐る恐る目を開くと、自分とソックリな顔の弟、輝ニの姿が合った。
気持ちよさそうに寝入っている。

ちょっと前までは、こんな風に弟と一緒に入れるなんて想像できなかったな。
空に浮かぶ満月を見上げながら、輝一は優しく微笑んだ。
「・・・・」
でも、オレは・・・。
ふいに、輝一の表情が憂いをおびたものになった。

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