2題 宿題を一緒に


「こんな感じでいーんじゃないすか」
ショウが分かりやすい様にケンに宿題を教えているようだ。
「ショウ、頭がイイ~。さっすが、僕の人生のパートナーだ」
ケンがショウに身を寄せて甘ったるい声で言った。
「なっ、何を言ってるすか、ケン君!!」
ショウの顔が一気に赤くなった。
「照れるなよv」

「・・隣であんな風にいちゃいちゃされると何かむかつくわね」
と、アリス。
「でも、違和感がないのがさらによね・・」
と、鈴。
「微笑ましいですわね」
と、小百合。
「「いや、それは違うから。小百合」」
アリスと鈴が冷静に小百合に突っ込みを入れた。
「あら、そうですか~?」

エースと太陽の場合
「エース、ちょっと分からない所があるんだけど~」
と、太陽がノックもなしにエースの部屋に入ってきた。
「・・・え」
太陽はピタッと動きを止めた。
「あ、太陽」
「・・え、太陽?」
なんと、太陽の目の前にはエースがジェイを押し倒している(?)光景が広がっていた。エースは滝汗状態となった。
「・・・・」
「・・・・」
エースと太陽、お互いとも沈黙状態に陥っていた。
「何だ、どうかしたのか?」
ジェイはイマイチ状況を把握してないようだ。
「・・エース、お前・・」
太陽が疑うような目つきでエースを見た。
「!!ちっ、違う!太陽、変な誤解するな!これはだな・・」
「この馬鹿ヤロウ!」
太陽が思いっきりエースにキックを入れた。
「―そんな奴だったなんて!見損なったぞ、エース!!」
と、ざーとらしく涙をこぼしながらジェイの腕を掴んで、廊下に走り去っていった。
「???」
「違うんだ、太陽!!単に柔道の技を教えてただけなんだ~」

「・・・運悪い奴・・」
と、たまたまその場に居合わせた誠がぽつりと言った。

エースと太陽の場合の逆(太陽とジェイの場合)
「太陽~、さっき言ってた問題の事なんだがな」
エースはコンコンとノックをして、答えない太陽に「あれ?」と思い扉を開いた。
「太陽?いないのか?入る・・・」
エースはそこでピタッと動きを止めた。
「あっ、エースか」
「・・た、たた、太陽君?」
なんと、エースの目の前には太陽がジェイを押し倒している(?)光景が広がっていた。しかも、太陽は何事もないように平然とエースに対応している。
「?どうしたんだよ、エース。顔が真っ赤で青いぞ」
「・・・太陽、いい加減降りてくれないか。・・重い」
そこに、海や大地、ケンが通りかかった。
「・・・あ、皆・・」
やばい・・・。
海や大地、ケンは呆然とその光景を見ていた。
「・・・・」
「太陽、早くジェイから離れろ!誤解されるぞ!」
「エース、でも・・、もう」
そこで、海がエースの肩を軽く叩いた。
海は優しい笑顔を浮かべていた。
「・・海?」
「駄目ですよ、エース君。邪魔をしちゃ」
「え」
「た、太陽君、ジェイ君明日うちで訓練する事になってるから程ほどにね」
「ああ、わかった」
なぜか、大地は顔を赤くしていた。
「?何の話だ?」
ジェイは太陽を引き剥がして、大地の方に顔を向けた。
「!そ、そ、それは・・・」
「じゃ、行きましょうか、エース君」
海はエースを無理やり引っ張って太陽の部屋から出て行った。
「え、ええ、何どういう事だよ?」
「じゃ、僕も・・・」
「???待て、だから何の話だ?」
と、太陽がまたもジェイに抱き付いてきた。
「じゃあ、さっきの続きしようぜ、ジェイv」
「た、太陽?」
その笑顔にジェイはなぜか身の危険を感じた。


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: