お父さん・・(カイ)


小さい頃、父さんがよく俺に言ってた言葉だ。その頃のオレは、そんなことが聞かれるのが嬉しくて、「うん、大好き」と答えていた。
―ごめんな、カイ、父さん、家庭よりベイの方に情熱をそそぎたいんだ・・。オレがこの家からいなくなってもしっかりやるんだぞ。
父さんは当たり前のように笑顔でそう言った。
―・・お父さん!?
その言葉が正直言って、信じられなかった。
嘘を言ってるとしか思えなかった。
父さんは気付かなかったけど、オレは衝撃のあまりガクガクと震えていた。

その言葉だけを残して、父さんはオレと母さんを残して去っていった。
どうして、どうして父さんはいなくなったの?
理由はわかっていたけど聞かずに入られなかった。

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