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第5章
ひどい痛みで、姫乃は意識を取り戻した。
とっさに目を上げて起き上がると、左腕が痛みを訴えた。
「・・・っ」
どうやら、骨が折れているらしい。
左腕を見ると固定され、丁寧に包帯で巻かれていた。
「・・ここは」
姫乃はぼんやりとした頭を撫でながら、けだるそうにしていると毛布の中でもぞもぞと動くものがあった。
「?」
何だ、と思って毛布の中を見てみると、耳の短い兎ー妖魔の飛鼠を抱いた薄いオレンジ色の髪の少年が丸くなって寝入っていた。
「・・ん」
その表情はあどけなく、まだまだ子供といった所だ。
「~~・・っ、き、きゃあああああああああ!!」
次の瞬間、姫乃は耳が張り裂けるくらい叫んでいた。
なんだなんだ、と扉を開け人が入ってきた。
少年はそのままごろんと寝台から落ち、頭を打って、ようやく目を覚ました。
「ふぁぁ~っ、良く寝た~」
飛鼠は素早く少年の服の中へと逃げこんだ。
ぼ~ッとする頭を押さえながら、少年は起き上がり、眠そうな目つきで辺りを見まわした。
「・・な、な、な・・・」
姫乃は口をパクパクさせ、少年をわなわなと震える手で示していた。
呑気な欠伸をし、身体を伸ばすと少年はその金色の瞳でパッと姫乃を見た。
「よかった!目を覚ましたんだ!」
少年は輝くような笑顔で微笑んだ。
「・・え?」
い、今・・。
「僕、ずっと起きないから心配してたんだよ。よかった、目を覚まして」
「・・貴方が怪我治してくれたの?」
「ううん。それは、この街の医者にやってもらったんだよ。僕、そーゆう知識はあんまりないから」
「・・貴方、誰?」
「僕?僕は朔夜。お姉さんは?」
「姫乃、神山姫乃・・。・・何で、君、私の言葉がわかるの?」
「僕、これでも仙人だから。と言っても、飛仙だから、特に主上とかに仕えていないけどね」
飛仙とは、王に任ざられても特に王に仕えていないものや自力で懇願して昇仙したものの事をさすのである。
「・・・仙人?一体、いくつなのよ」
「さあ?数える事なんてないからわからないや」
朔夜はニッコリと微笑んでごまかした。
「姫乃さん、朝食食べる?」
長時間、荒波の中を進む船に乗らされ、宙に身体が浮いたり、壁に叩きつけられた拓人はぐったりと男部屋で寝転んでいた。拓人の近くには、同じようにぐったりとなったり、やっと眠る事の出来た者の姿が在った。
その中で、若者は拓人ぐらいだったので自然と拓人は目立っていた。
「・・・・気持ち悪い」
うっ、・・また吐き気が・・・。
「・・・・」
拓人はまた毛布に自分の顔を埋めた。
「出てこいよ、拓人。巧が見えてきたぞ」
「・・・そうですか、武湘さん」
「何だ、元気無いな・・大丈夫か?」
「・・・・・多分、大丈夫す」
「本当に気持ち悪いんだな、お前・・」
外の方では、遠くの方で妖魔のものらしい影がすれ違っていったが、とりあえず船は襲われる事がなかった。白い波の音が船室まで鳴り響いた。
船の到着を知らせる鐘の音が、海面を這ったように響いた。
「・・やっと、着いた」
拓人は、元気がない表情のまま、船を下りた。
ここが、慶の隣の国、巧州国かぁ・・・。
下船した人々に混じって街に入り、武湘と一緒に街路を歩いていた拓人は街の人々の表情がどこか暗い事に気付いた。
皆、表情に元気がなく、痩せていて、静々と動いている。
「港町って、もうちょっと活気があるもんだと思ったのにな。・・何か、期待外れって感じだ」
「巧では、どこもこんなもんだぞ。さっさと歩け」
「って、背中叩くなよ!」
その時、ふいに背後から誰かが拓人にぶつかってきた。
振り返ると、立っていたのは薄汚れた襤褸を纏った紺青の髪の大きい瞳の子供だった。子供の頬は誰かに叩かれたのか赤くなっていた。
「あ!見つけたぞ!この盗人が!よくも金を盗みやがったな!!」
中年の四角い顔の男が怒鳴りながら、こっちに近づいてきた。子供は素早く拓人の後ろに隠れ、拓人の服の裾をぎゅっと握った。
「・・盗人?」
「違う・・、僕が盗んだんじゃない。坊ちゃんが僕にくれたんだ」
「バカを言うな!お前みたいな家生にそんな大金やるわけないだろ!!さあ、さっさと来い!ダンナ様の前に突き出してやる!」
男が無理やりその子供の腕を引っ張った。
「・・痛い!」
「ちょ、ちょっとやめなよ。痛がってるじゃないか」
「?何だ、貴様は・・。関係ない奴は引っ込んでろ」
「・・確かに関係ないけど、嫌がる子供に無理やり連れていくってのはいけないと思う。離してあげなよ」
「・・だったら、お前が払ってくれるのか?」
男はいやらしく微笑んだ。
「・・・それは」
「やっぱりな・・。金も持ってないくせに他人に口出しなんかするなよな」
その言葉に拓人は何も言えなくなった。
「・・・・」
「ほら、行くぞ」
子供はすがるような視線を拓人に向けたまま、連れていかれそうになった。
その時だった。
悲鳴が上がり、どっと人垣が揺れたのは。
見渡す街路の向こうに人々が押し寄せるのが見えた。
まさか、と拓人は思った。
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