B'zFan ON★THE★NET

B'zFan ON★THE★NET

2009.09.23
XML
カテゴリ: ラジオ B'z
THE CIRCLE放談 B'z×熊谷達也 ~音楽と小説の邂逅~



石垣   音による言葉と、目で追っていく言葉ってなると、相当違いがあると。
松本   うーん。
石垣   いうふうに、熊谷さん自体は、お感じになってますか?

熊谷   うん。 共通部分…。 あくまでも、たとえば、稲葉さんが詞を書くときっていうのね。
石垣   うんうん。

熊谷   えー、言葉。 言葉ですから、これは~、同じなんだけれども。 でも、メロディーに載せていくとか、その作業っていうのね、あとでどうやって、お二人で作業してるのかなっていうの、ちょっと興味あるところなんですけども。

松本   ああ、われわれの。 うん。

熊谷   えー、B'zの~曲を聴いて、僕が、「あ、洋楽を聴かなくてもよくなっちゃったな」 って思ったのは。
松本
熊谷   稲葉さんの詞のね、載せ方が。
稲葉   ええ。

熊谷   たぶん、それまでの邦楽のね、と、何かちょっと違った部分。 新しい発見があったような気がするんですよ。
松本   うん。
稲葉   ええ。

熊谷   案外、日本語って、向こうのあの~、ブルースから始まる、ねえ、ロックのリズム。 メロディーに載せていくのは、非常に困難な言語だと思うんですよ。
稲葉   はい。
熊谷   必ず母音で終わらなくちゃいけないとか。
稲葉   はい。

熊谷   文節の問題があったりして。 それをある程度、たぶん松本さんが基本メロディーを作って、それに。 僕、勝手な想像なんですけども、稲葉さんが詞を載せていくときに、「えーいっ」 って、何かね、あったんだと思うんですよ。
松本   うん。
熊谷
稲葉   はい。

熊谷   文節を途中で切っちゃったりとか。 それが非常に、今こうしてみると、成功だったんじゃないかな。 うん。

石垣   その辺は、稲葉さん、どうでしょうか。

稲葉   そうですね。 僕ら以前に、たとえばその、ニューミュージックとかを、フォークの大先輩の方々は、いわゆる、もう少しその、言葉を、え~、なんだろう。 小説、まではいかないですけども。
熊谷   うん。

稲葉
熊谷   うん。

稲葉   バックにそれをこう、物語を話すみたいなスタイルの人も、いっぱいいたと思うんですけども、その~、やはり洋楽から影響を受けてる世代、なので、僕らは。 その~、自分たちがよく聴いてる、そのさっきのディープ・パープルもレッド・ツェッペリンなんかも含めてですね、あのテイストを。
熊谷   うん。

稲葉   を、もう少し、やはり、あの~、曲を作る上で出したいなというのは、単純に、そのころあったと思うんですけども。
熊谷   うん。

稲葉   そうするとやっぱりその、フォーク的な手法だとちょっと、そういうふうになかなかならないので、そこで少し。 だから、もっと、分かりやすく言うと、こう、英語みたいに聞こえないかなみたいな。
熊谷   うん。

稲葉   一番最初はね。 そう思ってやってたんですけども、え~、あまりにも英語に近づい、たら、それだったら英語を聴けばいいんじゃないかっていう話にもなるし。
石垣   ああ。
稲葉   しかも、そこで意味を。
熊谷   うん。

稲葉   っていうところで、まあ、なんか、自分なりに(笑)、工夫してたのは覚えますけど。 だから、ある日に、「あ、このやり方でいいんだ」 っていうふうに、ひらめいたわけではないんですけど。
熊谷   うん。
稲葉   はい。
石垣   その、今の工夫っていうのは、具体例とかありますか?

稲葉   うーん。 その辺、日本語の構造っていうか、あの~、まあ母音が非常に多いっていうことで、英語のように滑らかにならないんで、母音をどこに。 その、メロディーのどこに置くかとか。
熊谷   うん。

稲葉   アクセントをどこに置くかというのを、単純に。 だからちょっと、あの~、数学的なところも多少あるのかもしれないですけどね。
熊谷   うん。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.09.23 04:42:56


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

2025.12
2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07
2025.06
2025.05
2025.04
2025.03

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: