●○なつ。の本棚○●

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2004年12月01日
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カテゴリ: ★★☆な本
S&Mシリーズの三作目です。

毎度の事件が起こり、N大学助教授の犀川とお嬢様女子大生の西之園萌絵がその謎を解く、という展開。

今回も事件の謎といい、S&Mこと犀川と萌絵の会話が面白いです。

犀川自身が本書で言っている、萌絵の「妙な精神攻撃」。

萌絵の気持ちを知っている読者からしてみると全然「妙」ではないのだけど、犀川が動揺したり狼狽したりするさまは好感が持てます*^-^*

天才的な数学者、天王寺翔蔵博士の住まいである「三ツ星館」でのクリスマスパーティーに出席した、犀川と萌絵が遭遇した惨劇とは?

今回は特に「三ツ星館」という舞台が印象的でした。

森氏の本はどれもそうなのですが、建物の構造や色、その背景についても事細かく描写されています。

あまりに詳しく描写されているために、余計混乱してしまうのですが。。。(私だけ?)



犀川と萌絵は同じ部屋に宿泊することになるのですが、少しはロマンティックな関係になるのか?というところも、密かな読みどころでした*^-^*

事件の謎は、森氏の持ち味でもあるのですが、スッキリハッキリ解決!という感じではなく、私としては前作の「冷たい密室と~」の方が後味は好きでした。

もう少し読み返してみるとわかるかな・・・?とも思いますが。






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最終更新日  2004年12月01日 11時33分43秒
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