●○なつ。の本棚○●

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2005年05月10日
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カテゴリ: ★★★な本
もう何年も、下手すると10年くらい読んでいませんが、吉本ばななさんの本が大好きでした。

この本もず~~っと昔に読んだことがあるのですが、もうすっかり内容は忘れてしまったのでなんとなく懐かしい気持ちで手にとりました。

「うたかた」は芥川賞候補になった作品だそうです。
主人公である「人魚」の母親は「おめかけさん」で、父には別に本妻がいるわけでもないのですが、何故か結婚はせずに「人魚」を産み育てます。
父の元には「知人の子」だという「嵐」がやってきて、父と一緒に住むことに。
ひょんなことから出会った「人魚」と「嵐」は、しだいに惹かれあい・・・というお話。

読んでいるうちに少しずつ、おぼろげな記憶が戻ってきました(笑)
でも、父親に対しての印象が、昔読んだときとは違うような気が。

人は大人になるものなんですね。。。(^_^;)

「サンクチュアリ」は、お互いに心に深い傷を持つ男女が旅先で出会い、物語が始まります。
まだ心の傷口も生々しく、つらくてたまらない、そんな時期に偶然出会ってしまった二人。
再会を約束しあい、それぞれの傷に立ち向かいますが・・・というお話。

主人公二人がそれぞれに苦しみながら、前に進もうとする姿に感動します。
「馨」が、泣きたいときにはただひたすら泣く、とにかく必死に泣く姿を思うと、こちらも泣けてしまいます。
大人になるにつれ、泣いちゃいけない、泣いちゃいけない。と涙をこらえることが多いのですが、
泣きたいときには、泣いていいんだ。
泣きたいときには、泣けばいいんだ。
そんな気持ちになれる本です。





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最終更新日  2005年05月14日 08時50分11秒
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