●○なつ。の本棚○●

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2005年07月05日
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カテゴリ: ★★★な本
警察本で有名な横山氏が、新聞記者時代に遭遇した日航ジャンボ機墜落の取材体験を活かし、長編小説にまとめたもの。

1985年8月12日、群馬県の御巣鷹山に日航ジャンボ機が墜落し、4人の生存者を残して520人もの方々が亡くなった事故。
実は、当時私は夏休みを利用して祖母宅におり、飛行機に乗って家に帰るその前日の夜、ニュースで墜落事故を知りました。
亡くなった方々のお名前が次々と流れていくテロップ、その時の衝撃は、20年経ったいまでも忘れられません。。。

横山氏が当時新聞記者として実際に取材などを行った事故だそうで、さすがに内容は緻密でリアルです。
しかし、ただそれだけならばドキュメンタリーなのですが、この作品はもう1つの側面も併せ持っています。
表題からもわかるように「登山」になぞらえて自分自身の生き方、家族との関係を振り返りつつ、過去と現在を交錯させるという手法で物語は展開されます。
登山家だった同僚の「山は、降りるために登るんだ」という言葉の意味とは?

内容はとても読み応えがあり、大変面白かったのですが、さすが横山氏!と言えるような謎解きなどはなく、勢いに乗って一気に読めた!というお話ではありませんでした。(^_^;)

私は、面白かったと思いました(^^*

新聞記者のネタの抜きあい、会社との軋轢などの展開は、さすが元記者ですね~リアルでした!





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最終更新日  2005年07月07日 06時25分06秒
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