●○なつ。の本棚○●

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2005年09月22日
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カテゴリ: ★★★★★な本
友情、秘密、家族、恋…10歳から18歳まで、揺れ動く少女の思春期。



もともと児童文学の作家さんだそうで、大人向けの本は初!とのこと。

昭和50年代(?)10歳だった少女「紀子」が主人公の連作短編集です。
読んでいて、微妙に私の少女時代(照)と重なり(5歳ほど私の方が主人公より年下みたい)、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。
アイドルにあこがれていたり(「タノキントリオ」とかトシちゃん派、マッチ派、ヨッチャン派)、サンリオの文具(キキ派、ララ派)をお友達と揃えたり。
あぁ、私もサンリオのお店でよく買い物した!!なんて当時を思わず振り返ってしまいます。
今30代くらいの方だったらきっと、その頃自分は・・・と思い返して懐かしい思い出に浸ってしまうと思います。

思春期に入った紀子の悩み、恋、家族との関り。
紀子の恋愛の編では、まるで自分のことのように胸が苦しいような気がしてしまいました。
ここまで感情移入できたのは、紀子と私の年が近いというのも理由の1つだと思いますが、森絵都さんの文章力によるものが大きいと思いました(^^*

永遠の、限りないものに憧れる。
でも、限りあるものほど、いとおしく思える。


「永遠」の出口へと向う少女の物語。
喜怒哀楽の表現が絶妙で、時にはしんみり、時には爆笑しながら大変面白く読めました。
学生時代に仲の良かった友達はどうしてるかな。
そんな懐かしくて、そしてこれからも頑張ろう!という前向きな気持ちになれる本でした!
30代の方には特にオススメです!(^^*


永遠の出口


永遠の出口





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最終更新日  2005年09月22日 18時19分45秒
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